
上井完封! 投打かみ合い早大に快勝/東京六大学春季リーグ戦
1勝1敗で迎えた早大3回戦。好調の打線が序盤から得点を重ね、明大が大きくリードする展開に。守りでは、先発・上井健太朗投手(農3=札幌一)が完封し、9ー0で快勝。勝ち点1を獲得し、春季リーグ制覇に向け好スタートを切った。
◆4・2~5・22 東京六大学春季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)
▼4・6 対早大3回戦(早大東伏見グラウンド)
○明大9ー0早大
早大戦 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
早大 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
明大 |
3 |
1 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
× |
9 |
序盤から明大が主導権を握った。初回裏1死一、二塁で打席には4番・田村陽大内野手(農2=花巻東)。「次につなぐことだけを考えた」(田村)。力強く放った打球はフェンスを越え、先制の3点本塁打に。3回裏には「自分を助けられて良かった」と、上井自身が適時打を放ちリードを広げた。さらに、8回裏には金澤永輝内野手(法3=花巻東)の適時打などで3点を追加。確実に好機をモノにし、試合を決定づけた。
上井は初回表、三者凡退と抜群の立ち上がりを見せる。「立ち上がりを意識していたので、3人で打ち取れたのは良かった」(上井)。すると、打たせて取る投球で早大打線を翻弄(ほんろう)。8回表までスコアボードに0を並べた上井は9回表のマウンドにも上がる。1死から走者を出すも、次打者を併殺打に打ち取りゲームセット。ウイニングボールを手にし、笑顔がはじけた。120球を投じ、被安打はわずか3本。三塁すら踏ませない快投で完封勝利を飾った。
早大戦は2勝1敗となり、勝ち点1を獲得。「勝ち点を取れたことで優勝に一歩近づけた」(田村)。打撃陣は10安打9得点。「みんな結構バットを振れている」(田村)と、好調を維持している。目指すは春季リーグ戦制覇。この勢いのまま、一戦必勝で頂点をつかみ取る。
[佐野悠太]
試合後のコメント
上井
――(4回5失点だった)1回戦からどのように修正しましたか。
「いつも通り自分の投球をしようという気持ちで、自分が楽しむということを再確認しました」
――次戦以降に向けて、意気込みを聞かせてください。
「しっかり練習して自分たちの野球をすれば、どのチームにも負けないと思うので、優勝目指して頑張りたいと思います」
田村
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「今日の試合が始まる前にチームの雰囲気を締めて、入りから大事にしていこうという話をしていてこの結果だったので、これからも入りを大事にしてやっていこうと思います」
――先発の上井投手の投球はいかがでしたか。
「初球から結構良くテンポも良かったので、攻撃に流れができていい形になったと思います」
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