早大に1点差で勝利もミス目立つ/東京六大学春季リーグ戦

2022.04.06

 先日行われた早大との1回戦で1点差で敗れた明大。本日は3回の先制点以後、順調にリードを続けたが、9回にミスが重なり、最後まで猛追される状況に。それでも、最後は執念でアウトを取り、笑顔で試合を終えた

 

◆4・2~5・22 東京六大学春季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)

▼4・5 対早大2回戦(明大内海・島岡ボールパーク)

 〇明大5―4早大

 

 早大戦

 明大

 早大

 

 3回に先制点を挙げて流れを引き寄せた明大。5回には無死満塁のチャンスを生かし、金澤永輝内野手(法3=花巻東)の安打と押し出しで得点を追加し、主導権を握ったまま試合は進められた。しかし、9回守備から出た相次ぐミスにより早大に2点を献上。追い付かれ、緊張感がある展開の試合となったが、最後のアウトを永井克樹外野手(営4=広陵)のダイビングキャッチで死守。勝利を手にした。

 

 全員が集中して勝利に貢献していたが、その中でも「バッテリーが良かった」(元雄立主将・文4=東北)。活躍したのは2年生のバッテリー。「リズム、試合を作ることを意識した」(近藤吏矩・営2=札幌第一)。先発の近藤が6回1失点と好投し、成長した姿を見せた。「近藤としっかりLINEなどで話して、土曜日の試合の配球とか打者の特徴とか見てどうしていこう、ときちんと準備できたことがいい結果につながったと思う」(吉原瑠人捕手・法2=仙台育英)。空いた2日間相手の分析をきちんと準備したバッテリーの活躍がチームを勝利に導いた。

 

 勝ったが、課題の残る試合になった。「この前の試合もミスから点が入ってしまったのでそこの詰めの甘さを見直さないといけない」(元雄)。小さなミスが失点につながる。どこまで改善できるか。リーグ優勝に向けて選手たちは走り続ける。

 

[ジンセウン] 

 

試合後のコメント

 

元雄

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 「今日の試合は最後にミスが出たのでそれはもったいなかったと思います。全体的にみんな集中して、いい試合ができたと思っています」

 

永井

――明日に向けて意気込みをお願いします。

 負けるつもりはないです。勝つだけなので、しっかり今日みたいにみんなが気合い入れていれば初戦みたいなことは起こらないと思うので、一人一人気合いを入れて取り組んでいきたいと思います」

 

近藤

――ご自身のピッチングを振り返っていかがでしたか。

 「ボールが結構多くて完璧とは言えないのですが、それなりのピッチングはできたと思います。次の試合でもっとストライクを成功させてどんどん試合のリズムを作りたいと思います」

 

吉原

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 「今日2日間開いたので、準備する時間もあったので、近藤としっかりLINEなどで話して、土曜日の試合の配球とか打者の特徴とか見てどうしていこう、ときちんと準備できたことがいい結果につながったと思います」