
投手陣がそろって好投!オープン戦3連勝を飾る/春季オープン戦

投手陣が奮闘し、接戦をモノにした。先発した石原勇輝投手(商2=広陵)が、6回零封と完璧な投球を見せると、中継ぎ陣も得点を許さず。6回裏に吉田匠吾内野手(令4文入学=浦和学院)の足で奪った1点を最後まで守り抜き、価値ある1勝を挙げた。
初回のマウンドに上がったのは、今試合が大学初先発となった石原。初回は足場が緩かったこともあり、やや不安定な立ち上がりとなる。しかし、その後は安定した投球を披露。力強い速球と切れ味鋭い変化球を投げ込み、6回を投げ抜いた。「先発への思いが強い」(石原)。昨年度、エースの布石となる背番号〝23〟を背負った男が、先発候補に名乗りを上げた。
試合が動いたのは6回裏。先頭打者が四球で出塁すると、代走で送られたのは吉田。暴投の間に一塁から三塁へ激走を見せると、振り逃げの間に一気にホームへ。来年度、明大に入学するルーキーの俊足で1点をもぎ取った。また、吉田に負けじと他の新戦力も躍動した。7回裏無死で打席に立った瀨千皓外野手(令4営入学=天理)が左前に打球を運ぶと、宮田知弥内野手(令4商入学=横浜)が放った打球も二遊間を抜け中堅手の元に。「やっと1本出たのでほっとした」(宮田)。春季リーグ戦出場を狙う新星たちが放ったオープン戦初安打に、ベンチもこの日一番の盛り上がりを見せた。
オープン戦3連勝と勢いに乗ってきた明大。「連勝を切らすことなく、このままの勢いでリーグ戦に入りたい」(石原)。春季リーグ戦開幕まであと24日。6季ぶりの優勝をつかみ取るため。明大ナインはとどまることなく、歩み続ける。
[伊藤香奈]
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