慶大に快勝 決勝へ確かな手応え残す/木村杯秋季新人戦

2021.11.07

 新人戦初戦の相手は秋季リーグ戦1位の慶大。苦戦が予想されたが、明大の打線が火を吹き中盤4回までに5得点。その後もコンスタントに点を重ねて勝利。決勝へ駒を進めた。

 

◆10・30~11・7 木村杯秋季新人戦(早大東伏見グラウンド)

▼11・6 2回戦(早大東伏見グラウンド)

 ○明大7―1法大

 

 慶大戦

 慶大

 明大

 

 初回から試合は動いた。明大は四球と盗塁で好機を演出すると、「新人戦初戦。いい流れをつくっていきたかった」(金澤永輝内野手・法2=花巻東)と、いきなりの適時打。その後は4回まで毎回得点という打線の好調ぶりを見せる。2回には本塁打も飛び出した。渡邊雄太内野手(政経1=本庄東)は「試合慣れしてなくて、上級生もいたのですごく緊張した」と話すも、第1打席で左中間へ文句なしの当たり。「あまりいい当たりが今まで出ていなかった分、うれしかった」(渡邊)。同点にされた直後の一打は傾きかけた流れを引き戻すのには十分だった。新人戦の重圧も決してなかったわけではない。それでも「全員が空振りを恐れずにしっかりとバットを振れていた」(金澤)。それぞれができることを力一杯する。その結果が前節1位の慶大に完勝という結果をもたらした。

 

 明大は今、関東王座決定戦と並行で新人戦を戦っている。残念なことに、新人戦決勝戦と関東王座決定戦の試合が同日。戦力は半分となる。それでも「両方とも明治が勝って、1日いい日になればいい」(渡邊)。チームの心は一つ。新人戦王者、そして関東王者へ。明大の歩みは止まらない。

 

[菊地秋斗]

 

試合後のコメント

金澤

――守りでも1失点でした。

 「投手陣に感謝ですね。与えた1点もそれくらい仕方ないという気持ちでした」

 

渡邊

――先輩方と話したことはありますか。

 「いい感じだけど、それを引きずりすぎないように言われました」

 

――課題などは見えましたか。

 「場慣れが大事だと思いました。試合数をこなすことで分かることがあるように思いましたね」