全員がインカレ出場達成! 三浦は1位通過/インカレ関東支部予選

 11月17日から沖縄で行われる全日本学生ボードセーリング選手権(以下、インカレ)への出場権を懸けて行われた今大会。昨年度は成し遂げられなかった明大勢全員のインカレ出場を、今年度は見事達成してみせた。

 

◆10・2〜3 インカレ関東支部予選(逗子市逗子海岸沖)

 

▼メンズクラス

 三浦――1位

 田中――4位

 中島――7位

 相沢――11

 小林――15

 川村――16

 長井――21

 大島――25

 高橋――41

 

▼レディースクラス

 岡――8位

 堀越――24

 

 見事な戦いぶりだった。三浦圭主将(法4=光)は1日目を総合2位で折り返すと、2日目は全てのレースを2位以上でフィニッシュと圧巻の内容。3度の1位を記録し、文句なしの総合1位に輝いた。5レース目では予選通過ぎりぎりのラインにいた部員に1周目まで並走した後、一気に2位まで順位を上げる。個人の戦いに加え、部全体のことも考えた戦術で結果を残してみせた。それでも「今大会はインカレの通過点でしかない」と三浦は次の戦いを見据えている。個人の目標は「インカレで優勝」。頼れる主将は有言実行を果たす。

 

 田中翔(政経=駒場)は6位までの入賞を目指し今大会に臨んだ。1日目は海から陸に吹く風の中、6位で折り返す。2日目は打って変わって陸から海に吹く風。多方面から風が吹く難しいコンディションの中1本目のレース44位と出遅れてしまう。「入賞は難しいと思った」。2本目のレースも変わらず苦手な風が吹いたが、意地を見せる。スタートに成功すると、位置取りなど攻めたレースを展開し、4位フィニッシュ。その後、得意な風域に変わった残りのレースでは安定した順位を見せた。総合成績は4位。目標を上回る成績で初めての入賞を果たした。大会の中で修正力を見せ、好成績を残した田中。「みんなに信頼されて任せてもらえるような順位を取れるように」。課題を克服し、これからの明大を背負う走りをしてみせる。

 

 「前まで全員通過は無理だと思っていた」(三浦)。この言葉の裏には明大メンバーの急成長がうかがえる。特にレディースの岡朋加(情コミ2=日大藤沢)を始めとする2年生選手の成長は著しい。「夏の練習の成果が出ている」(岡)。下級生は3、4年生にもまれて練習する中で確実に進化している。切磋琢磨(せっさたくま)し成長を続ける明大の選手たちはインカレでそれぞれの目標をかなえてみせる。

 

[廣末直希]

 

試合後のコメント

三浦

――全員通過をどう感じていますか。

 「個人が意識を高く持って頑張った結果だと思っています」

 

 ――今の部の雰囲気はいかがですか。

 みんなが危機感を持って貪欲に練習に取り組んでいていい方向に向かっていると思います」

 

中島隼人(商4=暁星)

――インカレの目標と意気込みを教えて下さい。

 「まずは入賞の10位以内、目標としては5位以内に入りたいと思っています」

 

高橋董平(営3=明大明治)

――大会を振り返っていかがですか。

 ぎりぎりになってしまいましたが、通過することができて安心しています」

 

田中

――支部予選を終えた今の気持ちを教えて下さい。

 「入賞するという目標を叶えられて良かったです」

 ――インカレに向けての意気込みを教えて下さい。

 「明治のレディースを引っ張っていくためにも3、4年生に付いていく走りがしたいです」

 

※写真は明大ボードセーリング部提供

 

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