
秋季リーグ初戦 あと一歩及ばず慶大に敗北/東京六大学秋季リーグ戦
11日に開幕した秋季リーグ。初戦の慶大戦は、序盤からリードを許す苦しい展開に。6回に意地を見せ反撃するも及ばず、6-4で試合終了。優勝を目指す明大にとって手痛い1敗となった。
◆9・11~10・31 東京六大学秋季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)
▼9・11 対慶大戦1回戦(早大東伏見グラウンド)
明大4-6慶大○
慶大戦 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
慶大 |
3 |
0 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
6 |
明大 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4 |
0 |
0 |
0 |
4 |
序盤から慶大のペースだった。先発の上井健太朗投手(農2=札幌一)が初回表、先頭打者に本塁打を許すなど3失点。「直球に頼りすぎた」(上井)と、甘く入った球を痛打された。それでも2、3回では「変化球でカウントを整えて打者を抑えられた」(上井)と、粘りの投球を披露した。
チーム全体で4失策と守備のほころびも目立った。8回表、先頭打者の平凡なゴロを前田剛志投手(農4=札幌一)が悪送球。「あのようなミスがあると負ける」(谷口秀斗主将・営4=広陵)と、手痛い6点目につながった。
攻撃では、好投する相手投手に苦戦。しかし「勝負は6回から」(谷口)とリードされる展開でも気持ちを切らさなかった。狙い通りの6回表、1死から谷口がセーフティーバントで出塁。「俺に付いてきてくれれば絶対優勝させる」(谷口)という主将の意地だ。この出塁でチームの士気が上がり「負けていられないという気持ちで打てた」(永井克樹外野手・営3=広陵)。2点適時打などで、1点差まで迫った。しかし、7回以降は打線が沈黙。「チームで徹底したことを守り切れなかった」(谷口)ため、追加点を奪えなかった。
次戦以降は「今日したミスを明日絶対にしないということが大切」(永井)。まだ秋季リーグ戦は始まったばかり。春に果たせなかった〝優勝〟という目標に向けて、明大の意地を見せる。
[佐野悠太]
試合後のコメント
谷口
――今日の試合の敗因はどこにありますか。
「チームで徹底するべきだったところを大事な場面で徹底し切れなかったのが、反省点です」
――秋季リーグの目標を教えてください。
「全日本大学準硬式野球選手権大会に出られなかったという悔しさを持って秋季リーグに臨んでいるので、秋季リーグ優勝してどこのチームよりも長く野球をやることですね」
永井
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「まとまりのない試合で、周りから見ても自分たちからしても納得いく試合ではなかったと思います」
――チームの打撃の状態はどうですか。
「(状態が)上がってこないと厳しいですね。高めのボール球を振らないなど、細かいことをチーム全員で徹底していかないといい投手は打てないと思います」
上井
――今日の調子はいかがでしたか。
「調子は全然悪くなかったので、初回の入りだけが自分の中で反省点だと思います」
――2回以降は立て直しました。
「変化球を使うようにしたので、真っすぐも生きるようになっていきました」
関連記事
RELATED ENTRIES