痛恨の2被弾 早大に逆転負け/東京六大学春季リーグ戦

2021.05.17

 前日勝利し迎えた早大2回戦。序盤は打線がつながりリードを奪う展開。しかし6回に逆転を許し、さらに7回にも追加点を浴びてしまう。打線も終盤は沈黙が続いてしまい、逆転をすることはかなわなかった。

 

◆4・3~5・23 東京六大学春季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)

◆5・16 対早大戦2回戦(早大東伏見グラウンド)

明大5―9早大○

 

早大戦

1

2

3

4

5

6

7

8

9

早大

明大

 

 序盤は明大打線がつながりを見せた。初回に先制されるも、その裏、2死二塁三塁の好機で打席には田村陽太投手(農1=花巻東)。「先制点を取られた後にチャンスで回ってきたので打てて良かった」(田村)と2点適時打を放ち逆転に成功した。さらに2回には高橋佑輔外野手(政経3=日大二)に本塁打が飛び出すなど得点を重ねていく。前半は明大のペースで試合が進み、このままリードを守れるように思われた。

 

 しかし流れが変わったのは5―2と明大3点リードで迎えた6回表。この回からマウンドに上がった岩田一真投手(情コミ3=日大二)が早大打線に捕まってしまう。3点本塁打を含む4失点で早大が逆転。さらに7回には本塁打でダメ押しとなる3点を追加される。明大はその後も流れを引き戻せず5―9で敗北を喫した。

 

 「前半の攻撃は完璧だった」(谷口秀斗主将・営4=広陵)。安打数は早大よりも多い11本と、打線に厚みが出ていた。それだけに投手陣の乱れが目に付く今試合。「勝たなければいけないという気持ちから投手に力みが出てしまっていた」(吉原瑠人捕手・法1=仙台育英)と悔しさをにじませた。

 これで1勝1敗となり次の試合の結果で勝ち点がつくかどうかが決まる。「絶対勝つという気持ちを胸に全力でやる」(田村)。全国のためにも次戦は負けられない。

 

[松田遥歩]

 

試合後のコメント

谷口主将

――簡単には勝たせてもらえない相手でした。

 「失点を抑えていれば普通に勝てた試合でしたが、投手陣がふがいなかったかなと思います」

 

田村

――本日の内容を投打で振り返ってどうでしたか。

 「打撃面では出塁率10割でチームに貢献できました。投球では簡単にストライクを取りにいき、先頭を出してしまった点は自分の甘えが出てしまいました」

 

吉原

――明治の守備についてどう思っていますか。

 「取れるアウトをちゃんと取るために、徹底できることを丁寧にするというのを明日は大事にしたいです」