春季リーグ開幕 初戦はルーキーの活躍目立ち勝利/東京六大学春季リーグ戦

2021.04.11

 今年も春季リーグの幕が切って落とされた。初戦の東大には10-0でコールド勝ちを果たし、また田村陽人(農1=花巻東)や吉原瑠人(法1=仙台育英学園)らルーキーも活躍を見せ、華々しいデビューを飾った。 

 

◆4・3~5・23 東京六大学春季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)

◆4・10 対東大1回戦(早大東伏見グラウンド)

〇明大10―0東大(7回コールド)

 

 東大戦

1

2

3

4

5

6

7

8

9

 東大

0

0

0

0

0

0

0

×

×

0

 明大

0

0

2

0

6

1

×

×

10

 

 新入生もベンチ入りし、新チームで迎えた初戦。先発で登板したのはエース・高島泰都投手(法4=滝川西)だ。3回までほとんどの打者から三振を奪いながら、攻撃ではルーキー・田村の適時打から始まり2点を先制する。二死2塁を迎えた4回表、ややプレッシャーの掛かる場面ではあったものの、高島は低めの球で三振を取って、ここでも隙を与えない。

 5回裏では、主将・谷口秀斗(営4=広陵)が流れをつくり、「完璧な打撃ができた」と原晟也(情コミ4=彦根東)が右越えの本塁打を決める。さらに田村が本塁打、吉原が二塁適時打を放つなど凄まじい猛攻を見せ「素直にうれしかった」(田村)「持っている力を全て出す気持ちでやっていた」(吉原)とルーキーの好プレーもあり、この回で6点を獲得。その後攻撃のリズムを崩すことなく、7回までに10点差をつけてコールド勝ちを決めた。

 

 明大が目指すは初のリーグ優勝。関東選手権での敗退後もオープン戦を戦い続けチームの調整に努めてきた。「心を強く持って、メンバー全員、泥臭く優勝を目指す!」(谷口)。気合も十分。谷口組の進撃が始まった。

 

[金内英大]

 

試合のコメント

谷口主将

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「序盤はみんな打ち上げていたんですけど、後半からしっかり徹底して、センターとは逆の方向に、という指示を出したらみんないい方向にいったので、試合の中で修整できたのは良かったです」

 

――リーグ戦初戦の手応えはいかがですか。

 「変な緊張感はあったのですが、今日勝ったことが、何よりいい形で終わったことが良かったと思います」

 

――新チームはいかがですか。

 「みんなにチャンスを与えていて、谷口を中心にしたしっかりとしたチームがつくれているんじゃないかと思います」

 

田村

――1塁の守備はどうでしたか。

 「2塁に谷口さんがいて心強かったので、エラーしてもいいというくらいリラックスしてやっていました」

 

吉原

――明日からの意気込みをお願いします。

 「自分の守備位置的にもっといろんな先輩とコミュニケーションをとって、明日もしっかり勝って全勝を目指してチームに貢献できたらいいなと思います」