
屈辱の3安打 法大に完封負け/関東地区大学選手権
準々決勝の相手は六大学でも相まみえる法大。前半はテンポ良く試合が進んだが7回に2失点と均衡が破れた。打線も法大の石橋投手の前に沈黙。9回にも2失点して4-0で敗退となった。
◆3・15~3・25 第63回関東地区選手権大会(早大東伏見グラウンド他)
◆3・22 準々決勝 対法大(上柚木公園球場)
明大0―4法大○
準々決勝 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
法大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 4 |
明大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
地力の差を見せられた試合だった。先発の高島泰都投手(法3=滝川西)は序盤、石橋と互角の投げ合いを見せる。しかし「(相手は)うまいバッティングが多い」(永井克樹捕手・営3=広陵)。法大打線にうまく合わされ走者を出される場面が続く。それでも「求められたとおりに投げられた」(高島)と6回無失点の好投。7回に本塁打を放たれるも2失点に抑えた。
一方、打線は3塁を踏まずに試合が終了するほどの停滞ぶり。三者凡退が5イニング、無死からの出塁はなし。「作戦を仕掛けようにも仕掛けられない」(永井)と最後まで何もさせてもらえず試合が終了した。
課題はもちろんバッティング。4月開幕のリーグ戦までにチーム全体の打力の向上が必須となる。さらに「ツーアウトから塁に出られて簡単に終わらせられなかった」(高島)と投球面での課題も出た。
法大は春季リーグ戦でも対決する相手。それだけに今試合の負けは無駄にはできない。「法大や早大とはこういう試合が増える。その中でどう明大からいけるかだと思う」(永井)。拮抗した展開をどのように先に崩すか。リーグ戦優勝のカギはそこにある。
[菊地秋斗]
試合後のコメント
高島
――今日は久しぶりの先発でしたがどのような気持ちで臨みましたか。
「初戦から後輩たちが頑張って投げてつなげてくれたので、なんとか先制点は与えないようにという気持ちで臨みました」
永井
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「明らかに実力差が出た試合でした。はっきり言って打てなかったです」
――相手のバッティングはどうでしたか。
「キャッチャーとして怖いと感じる人はいませんでした。ホームランを打たれた時もそこまで怖くなかったです。でも三振がいつもより出ないなと。いつも三振取れるボールで取れないのがこちらとしては苦しかったです。そこが法政は一つ上回っていたと思います」
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