エース・服部が法大打線を止められず 連敗喫する/東京六大学秋季リーグ戦

2018.09.24

 完敗だった。初回から服部航平投手(政経3=浜松西)が法大打線に捕まり、いきなり2失点。その後も3季連続優勝を狙う強力打線を止めることができず、6点差で大敗を喫した。

  

◆9・1~1028 東京六大学秋季リーグ戦(立川公園野球場他) 

◆9・23 対法大2回戦(法大多摩グラウンド) 

明大3-9法大○

2回戦

1

2

3

4

5

6

7

8

9

法大

2

0

6

1

0

0

0

0

0

9

明大

0

0

0

0

0

2

0

0

1

3

 トンネルの出口が見えない。今季リーグ戦初先発となったエース・服部。今季はリリーフで2試合に登板して無失点と、春の絶不調から復活を果たしたかに思えた。しかし初回から連打を浴びて2点を失う。2回以降も「ボール球が多く、自分の首を締めてしまった」(服部)と、カウントを取りにいった甘い球を痛打され、3回途中6失点で降板。「首脳陣の期待を裏切ってしまって申し訳なかった」(服部)と、先発としての責任を果たすことができなかった。

 

まだまだ復活とは程遠い結果に終わった今試合。それでも「まだまだ試合は続いていく」(服部)と雨で順延になっている慶大戦を含めた残り3節に向けて、気持ちは切り替えられている。チーム浮上のためにはエースの復活は欠かせない。背番号「11」がマウンドで躍動する日が待ち遠しい

 

 現状を打破したい。序盤で大量リードを許して以降、打線も沈黙。「流れを打破できないのがチームの弱さ」(平島嘉之主将・営4=明大中野八王子)と、先制点を奪われてそのまま敗れてしまう試合が続いている。次戦こそは先発投手が立ち上がりをしっかり抑え、打線は先制点を取る基本の野球に立ち返りたい。

  

[大西健太]

 

試合後のコメント

平島

――本日の試合を振り返っていかがですか。

 「全ては相手に序盤で点を与えてしまったということだと思います。そのままずるずるいってしまいました」

  

――今試合のような敗戦パターンが多いですが

「チームの現状として流れを打破できない弱さはあって、やはり勝てるのは先制点を取るという勝てるパターンしかなく、そこはチームとしてもウィークポイントなので、直さなければいけないなと思いながらも、何度もやってしまっています」

 

服部

――本日の試合を振り返っていかがですか。

「情けないのが1番です。リーグ戦始まる前に調子が悪く、調整期間というものを与えられていて、法大戦に向けてチームが必要とするときに頼むと言われていて、このような投球になってしまって、本当に期待を裏切ってしまって申し訳なかったです」

――春と比べてみて状態はいかがですか。

「春はどうしても先発で長いイニング投げよう投げようという意識があって、今は1イニングをどう積み重ねて抑えていくかという感じです。本当に1イニング1イニングいい球を投げようということを心がけていて、それが立大戦ではいい方向には向かっていました。今日先発でどうかというところでしたけれど、まだまだだと思います」

――今後に向けて意気込みをお願いします。

「今回は期待を裏切った形になってしまいましたけれど、まだまだ試合は続くわけですので、今は島(泰都投手・法1=滝川西)が活躍してくれているのは大きいと思います。高島がどうしても今後疲れとかも見えてくると思うので、そのときに自分が支えられるようになりたいと思います」