3年ぶりのリーグ戦白星発進 11-1で慶大にリベンジ果たす/東京六大学秋季リーグ戦

2018.09.02

 幸先のいいスタートを切った。秋季リーグ戦第節は慶大との1戦。3回表に先制点を挙げるとその後も打線の勢いは止まらなかった。春季リーグ戦の不振を乗り越え、大量11得点で今季初陣を見事に勝利で飾った。

 

9・1~1028 東京六大学秋季リーグ戦(立川公園野球場他)
9・1 対慶大1回戦(立川公園野球場)
○明大11-1慶大

 守備から試合をつくり上げた。初回から満塁のピンチを招くもルーキー・高島泰都投手(法1=滝川西)がしっかりと抑え、7回1失点の好投を見せる。それに呼応する形で打線が爆発。3回表に千田京平内野手(農3=花巻東)の適時打を皮切りに3点を奪取すると、5回表には5得点と慶大に大差を付けた。8、9回にはダメ押しの3得点で、計11得点。「ずっと投手が点を取られて大敗していた」(高桑一真外野手・商2=日大二)だけに今大会、投打かみ合うプレーに期待がもてる。

リベンジを果たした。春季リーグ戦最終節、7-20で慶大に大敗。「自分たちの立場を知った」(平島嘉之主将・営4=明大中野八王子)。夏季休業期間に入ると自主練習の時間をつくり、基礎からの見直しに専念。そこから迎えた秋季リーグ戦では「相手が次やりたくないと思うまでやろう」(平島)と臨んだ。春季リーグ戦最優秀防御率賞を獲得した村石投手(慶大)が開幕投手を務めるも「精神的にチームとして一つになれた」(平島)。結果は10点差で大勝。春季リーグ戦の借りを返す戦いが始まった。

まずは明日で勝ち点1を決め切りたい。今試合4打数4安打1死球と出塁率10割の活躍を果たした高桑。目標は「もちろん首位打者」。明日も打って、優勝へののろしをあげにいく。


 
[木田諒一朗]

試合後のコメント
平島
――この夏に春季リーグ戦から修正したところはありましたか。

 「自分たちの立場を知るっていうところから始めました。夏はがむしゃらにやってきたことが、チャンスでの1本につながったのかなと思います。練習は積み重ねですから。」

高島
――本日の試合を振り返ってみていかがですか。

 「初回から満塁のピンチで結構厳しい展開が多かったのですが、そこを0で抑えることで自信になったかなと思います」

――開幕投手にどのように思われましたか。

「春はそんなに良い結果が出せずにいましたが、今回初戦で抜擢されたということは少し期待されたと思うので、そこで勝てたので良かったです」


 
谷口秀斗内野手(営1=広陵)

――攻守で好調の要因は何ですか。

「夏休みも自分だけ全ての試合に出させてもらって、自分が結果を残さなかったら先輩たちに顔向けできないので、自分らしくがむしゃらにいきました」


 
――相手捕手が春季リーグ戦の盗塁阻止率1位に関して意識はありましたか。
 「1つは決めたいと思っていましたね。本当にキャッチャーの肩が強かったです。3つ目は完璧にスタートを切って刺されたのでそれはちょっとショックですけど、明日は走れたら走りたいと思います」