高校生には負けられない! 大学代表意地で勝利をつかむ/侍ジャパン壮行試合

2018.08.29

 2年ぶり3回目の開催となった侍ジャパン壮行試合・高校日本代表対大学日本代表。7-3で勝利と、大学生がその貫禄を示す結果となった。明大からは逢澤崚介外野手(文4=関西)、渡辺佳明内野手(政経4=横浜)、森下暢仁投手(政経3=大分商)の3人が出場。逢澤、渡辺佳はともに安打を放ち、森下暢も1回無失点と周りに劣らぬ存在感を発揮した。


 〝絶対に負けられない戦い〟だった。「レベルが高かった」(渡辺佳)今回の高校日本代表。それでも「大学生との差を見せつけたい」(森下暢)。今年7月、高校代表に先駆け世界大会を制した誇りにかけて、敗北は許されなかった。

 そんな中、躍動したのが逢澤だ。「準備はできていた」と途中出場ながら球場を沸かせたライトへの大飛球を含む2安打を記録。さらに4回には初球から盗塁を決め、今春リーグ戦盗塁王のスピードを披露。持ち味を生かしたプレーで、チームの威厳を保ってみせた。


 この経験を糧に。今試合で解散となった大学日本代表。「高いレベルでやると自分もまだまだ」(逢澤)と見えた課題も多い。「よかったことは明大でも浸透させたい」(渡辺佳)。今秋の優勝へ向け、中枢を担う3人の挑戦は続いていく。


[小野原琢真]

試合後のコメント

逢澤

――今日の振り返りをお願いします。

 「スタメンではなかったですが、準備だけはできていました」


――今後につながることはありましたか。

 「レベルの高い中で野球ができて自分もまだまだだと思ったのでこれから練習に励んでいきます」


渡辺佳

――高校日本代表の投手はいかがでしたか。

 「レベルが高く、コントロールのいい印象を受けました」


――板川佳矢(現横浜高)との横浜対決はいかがでしたか。

 「少し意識してしまいました。いい球だったので手も足も出なかったです」


――迫ってきた秋季リーグ戦へ意気込みをお願いします。

 「この経験を生かして、良かったところは明大にも浸透させたいです。秋は必ず優勝して終わりたいと思います」


森下暢

――マウンドでの心境はいかがでしたか。

 「大学生とのレベルの差を見せつけたいと思っていました。試合前から『圧倒していこう』と話していたので、みんなその気持ちでした」