
法大の優勝を阻止できず 1点差で連敗/東京六大学春季リーグ戦
今試合もあと一本に泣いた。1点を追う展開の7回裏、今季好調の小泉奎太内野手(政経4=佐野日大)の出塁をきっかけに2死一、三塁とし、打席にはルーキーの谷口秀斗内野手(営1=広陵)。粘りを見せるも結果は見逃しの三振となり、法大に勝ち点を献上した。「今まで勝てる試合を勝ち切れないというのが積み重なった」(平島嘉之主将・営4=明大中野八王子)と、今季の勝負弱さを悔やんだ。
今試合で法大の優勝が決まり、目標としていたリーグ制覇はかなわなかった。最終節となる次戦の相手は慶大。これまでの4節での勝ち点は1だが「最後の意地を見せられたらいい」(服部)と、次節へ向けて気合は十分だ。
[中澤美月]
試合後のコメント
平島
――法大に目の前で優勝を決められてしまいました。
「率直に悔しいというのが一番ですけど、積み重ねてきたものなので、ここ1戦だけで悔しいというよりは今まで勝てる試合を勝ち切れなかったりという積み重なった部分があります。やってしまったなというような思いですね」
――7回表に逆転を許した場面についてはいかがですか。
「今日の試合に関しては正直難しい部分があって、やはり防げる点というよりかは、この雨の中だと取られる点もあります。その中でピッチャー陣もよく投げてくれたと思いますし、特に大南(和優・商3=川越東)は最後の回のあのような場面でよく投げてくれたと思います」
――次の試合へどのようにモチベーションを上げていきますか。
「どこの相手でも負けられないというのは常々持ってたので、自分たちのチームをつくった上で、優勝をもちろん目標にしてましたし、全日本を目指すという部分もあったのですが、それよりもどの相手にも負けないでやるというのが一番の目標だったので、今回の優勝がなくなった中で、慶應が相手ですが、絶対負けられないというモチベーションでやりたいと思います」
大南
――同点、また悪天候といういつもと違う状況でのモチベーションはいかがでしたか。
「こういう場面で使ってもらえる以上本当に自分のできることを全力でやるしかなくて、そこで背伸びをせずプレーしたことが最後にピッチャーゴロに打ち取ったところに出たのかなと思いますし、今まで一緒にやってきた先輩方と全国に行きたかったという気持ちもあったのでやれることを全力でやろうと思いました」
奥居大輝捕手(営3=城南)
――服部投手の投球はいかがでしたか。
「立ち上がりが課題なんですけど、立ち上がり失点してから立ち直っていたので、そこは良かったかなと思います。あとはこの法政戦まで段階重ねてきて、徐々に良くなってきているので、最終週だったり秋に向けて、来年に向けて良くなってもう一回(バッテリーとして)つくり直していきたいです」
――良くなってきた要因は。
「切り替えられたっていうのと、フォークが今まで全然落ちてなかったんですけど、落ち始めたのかなっていうとこですね」
――継投の場面のリードで心がけたことはどんなことですか。
「雨なのでできるだけカウント取れる球にして、それが真っすぐだけじゃなかったらいいですし、スライダーとかツーシームとかでも抑えられたらいいんですけど、それをうまく組み立てるというか、カウントが悪くならないように試合をつくることを心掛けていました」
服部
――投球を振り返ってみていかがですか。
「打たれはしましたけれど、徐々に上がってきていると思います。打者が嫌がる球を投げられたり、打たれても次の打者を抑える形ができているので、終盤ですけれどまた一成長できるように反省を生かして頑張りたいです」
――今季開幕当初と比べて状態はいかがですか。
「まだ上がったり下がったりで不安定な部分がありますけど、気持ちの部分でも余裕が出てきましたし、あとは結果につなげられるかなので、いい形で終わりたいです」
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