
難敵・小島を攻略! 早大の追撃振り切り勝ち点奪取/東京六大学春季リーグ戦

打者としてのセンスも抜群だ。2回までに6点の援護を受けた森下暢仁投手(政経3=大分商)は初回からテンポのいい投球を披露するも、5回に連打と味方の失策が絡み4失点。しかしその裏の攻撃、1死一、三塁の好機で打席が回ると、小島のカーブを捉え左越え2点適時打を放った。投手ながら現在の打率は6割2分5厘。〝打者・森下暢〟が自らのバットで早大の反撃ムードを断ち切り、今季2勝目を挙げた。
王座〝奪冠〟に向け戦力は十分だ。第3週を終え、リーグトップのチーム打率・3割5分0厘を誇る明大打線。打ち勝つ野球で初回から流れをつくっていく。投手陣ではチーム最多の4試合に登板し、指揮官が「本当に頼もしい」(善波達也監督)と絶大な信頼を置く磯村峻平投手(文1=中京大中京)の活躍が著しい。次カードは昨春王者の立大。この勢いのまま勝ち点を取り、優勝戦線に残りたい。
[桐山雄希]
試合後のコメント
善波監督
――磯村投手が三連投ながら好投を見せました。
「本当に頼もしいよね。今日も点をやっていいよと出しているけど0で帰ってきたもんね」
吉田有輝主将(商4=履正社)
――2日連続勝ち試合となりました。
「(1戦目を受けて)野手の気持ちに火が付いたんだと思います。自分の与えられた役割をみんながきっちり果たせる良いチームになっていると思います」
森下智
――好調を維持されていますが。
「コーチの方にフォームを修正するようにアドバイスをもらって、それがはまったという感じです。左の腰が下がって右側に浮くので、それが平衡になるようにしました」
森下暢
――今季2勝目を挙げました。
「自分が勝っていかないとチームも勝っていけないので、しっかり勝って次につなげていきたいと思います」
磯村
――立大で警戒している打者はいますでしょうか。
「特にはいないです。一人一人任されたところを抑えるだけです」
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