NTT東日本に逆転サヨナラ負け 投手戦の末競り負ける/社会人対抗戦

2018.04.02
 毎年恒例の社会人対抗戦。今回は昨年都市対抗戦を制覇したNTT東日本との対戦。1-1で同点の9回に1点を勝ち越すが、その裏に2死から3連打でサヨナラ負けを喫した。ベンチ入りメンバー28人全員が出場を果たした今試合。試合には敗れたが、選手たちは確かな経験を積んだ。

 悔しい幕切れだ。2-1で迎えた最終回のマウンドには8回から登板の髙橋裕也投手(総合4=向上)。先頭に四球を与えるが続く打者を三振に抑える。さらに西野真也捕手(政経3=浦和学院)が二塁盗塁を阻止。2死までこぎつけ、勝利は目前だった。しかしそこから連打を浴び、最後は左越え二塁打で逆転サヨナラ負け。リーグ戦を前に後味の悪い結果となってしまった。とはいえ投手陣は好調ぶりが目立つ。先発の伊勢大夢投手(営3=九州学院)などほとんどの投手が無失点で切り抜け、神宮のマウンドの感触を確かめた。
 打線は4回に越智達矢外野手(営4=丹原)の適時打で先制。9回にも内山竣外野手(商3=静岡)の投ゴロの間に追加点を挙げる。試合を通して、数少ない好機をモノにした。中軸の逢澤崚介外野手(文4=関西)、渡辺佳明内野手(政経4=横浜)に安打は出なかったが1点を取りにいく野球を体現した。

 開幕まで残り2週間を切った。今回の社会人対抗戦はリーグ戦の良い予行演習となったはずだ。残すオープン戦は3試合。最高の準備をして、開幕に備えたい。

[楠大輝]