アメリカキャンプ前最終戦 終盤追いつかれ上武大にドロー

2018.03.07
 関甲新学生野球連盟に所属する上武大との一戦。初回、立ち上がりに苦しむ相手投手から押し出しで先制点を挙げると、和田慎吾外野手(商2=常総学院)の適時打を含む打者一巡の猛攻で一挙5点を奪う。しかし、その後は追加点を挙げられず、徐々に点差を縮められ5―5で試合終了。アメリカキャンプ前最後の試合を白星で飾れず、歯切れの悪い形となった。

 先発のマウンドに上がった長江理貴投手(文2=帯広緑陽)は直球、変化球ともにさえず、苦しい投球。死球を二つ与えるなどコントロールに課題が残ったものの、要所は締め5回を2失点にまとめ上げてみせた。
 5回から2番手として登板した伊勢大夢投手(営2=九州学院)はキレ味抜群の直球で相手打者を翻弄(ほんろう)。変化球も低めに集め、的を絞らせなかった。2回を投げ、わずか17球で打者6人を抑える完璧な投球。開幕ローテーション入りへ今後もアピールは続く。

 いよいよ明日、アメリカに向け第一陣が出発する。チームのキャンプ地であるアリゾナ州は、温暖で気候に恵まれた最高な環境だ。個々が課題を克服し、一皮むけたチームになって戻ってくる。
 
[丸山拓郎]