
(33)命運握る最終カード 東大撃破で40度目のリーグ頂点へ!/東大戦展望

実力十分の投手陣が立ちはだかる。ドラフト候補のエース左腕・宮台は、1年秋からチーム2番目に多い6試合に登板した。一時ケガに悩まされフォームを崩していたが、現在は復調。今季の法大1回戦では、9回2失点完投でリーグ戦通算6勝目を挙げた。最速151㎞のキレのある直球を軸に相手打者を封じ込める。宮台は法大2回戦にも6回からリリーフで登板し、歓喜の瞬間はマウンドで仲間と抱き合った。ここまで先発もリリーフもこなす獅子奮迅の活躍で2勝を挙げている。また、第2先発として登板が予想されるのが濱崎(東大)だ。昨季リーグ戦で8試合に登板し、チーム内で1位の防御率を収めた。精密なコントロールで安定した投球を見せる。そしてリリーフには、ここまで通算42試合に登板している最上級生の柴田(東大)や、豪快な投球フォームから力強い球を投じる2年生右腕・宮本などが控える。
〝継なぐ〟野球も集大成だ。中野速人主将(法4=桐光学園)を中心に、チームスローガンに〝継なぐ〟を掲げたこの1年。戦後初のリーグ3連覇がかかっていた春は、まさかの12年ぶりとなるリーグ5位に沈んだ。失意のどん底にあったチームを、4年生を中心に再建。「4年生みんなで本音をぶつけ合った。引っ張っていく姿勢を持っていこうと思えた」(中野)。すると今季開幕戦ではエース・齊藤大将投手(政経4=桐蔭学園)が早大を6安打完封。圧巻の投球で現在は通算11勝、防御率はリーグトップの1.61をマークしている。また、立大1回戦では河野祐斗内野手(文4=鳴門)が決勝ソロ本塁打、立大2回戦では水野匡貴投手(農4=静岡)が自身1年半ぶりとなる完投勝利を挙げた。竹村春樹内野手(政経4=浦和学院)はリードオフマンとして3割2分1厘、7四死球を選び、堅実な守備でチームを救ってきた。泣いても笑っても4年生にとっては今季がラストシーズン。「もう一度、皆さんに喜びと感動を与えられるように精一杯プレーしていきたい」(中野)。全力プレーで優勝への望みをつなぐ。
[桐山雄希]
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対東大戦
10月21日 13時試合開始予定(一塁側)
10月22日 11時試合開始予定(三塁側)
神宮球場アクセス
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩10分 千駄ヶ谷駅より徒歩15分
シーズン | スコア | 成績 |
---|---|---|
17年春 | ○6-2 | 5位 |
○13-0 | ||
16年秋 | ○9-2 | 優勝 |
○7-4 | ||
16年春 | ○1-0 | 優勝 |
●2-3 | ||
○12-3 | ||
15年秋 | ○2-0 | 2位 |
○2-1 | ||
15年春 | ○2-0 | 4位 |
○7-0 | ||
14年秋 | ○6-3 | 優勝 |
○4-0 | ||
14年春 | ○7-0 | 3位 |
○10-0 | ||
13年秋 | ○5-0 | 優勝 |
○16-0 | ||
13年春 | ○10-0 | 優勝 |
○2-0 | ||
12年秋 | ○11-3 | 4位 |
○14-0 | ||
12年春 | ○11-0 | 4位 |
○5-0 | ||
11年秋 | ○15-7 | 優勝 |
○7-3 | ||
11年春 | ○2-0 | 4位 |
○4-0 | ||
10年秋 | ○7-2 | 4位 |
○5-2 | ||
10年春 | ○7-0 | 3位 |
○14-0 | ||
09年秋 | ○9-2 | 優勝 |
○13-1 | ||
09年春 | ○2-1 | 3位 |
○4-2 | ||
08年秋 | ○6-0 | 3位 |
○2-1 |
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