打線爆発18得点! 7回コールドで東大から勝ち点奪う/東京六大学春季リーグ戦

2017.05.09
打線爆発18得点! 7回コールドで東大から勝ち点奪う/東京六大学春季リーグ戦
 18得点で圧勝した。春季リーグ戦第3節、東大との2回戦。1回表に先制し、2回は竹村律生内野手(営2=佐野日大)の適時三塁打など、打者一巡の猛攻で6点を挙げる。その後も打線の勢いは止まらず、6回まで毎回得点。投げては4人の投手リレーで相手打線を抑え切り、18―1の7回コールドゲーム。連勝で勝ち点を獲得し、次週へ向け弾みを付けた。

 17安打18得点で圧倒した。「毎回毎回点数をとれたので良かった」(久保田駿主将・法4=広陵)と初回から攻撃の手を緩めることなかった。竹村は2本の適時打を放ち、5打点の活躍。「先輩方に貢献したいという気持ちでやっていた」(竹村)と、毎試合の1番起用に応えた。4回表には千田京平内野手(農2=花巻東)にダメ押しの左越え本塁打が飛び出した。リーグ戦序盤は調子の上がらなかった打線も復調を見せている。

 継投が光った。先発の服部航平投手(政経2=浜松西)は、3回裏に1死2、3塁のピンチを迎えるも「1点もやらないつもりで」(服部)。集中力を切らすことなく、連続三振で切り抜けた。4回からは、今リーグ初登板の田中佑樹投手(国際4=明大中野)、石崎海斗投手(政経2=佐倉)がつなぎ、最終回はエース・篠原匠投手(政経4=明大中野八王子)が締め、東大打線を1点に抑え込んだ。

 次戦は慶大との対戦。3季前の秋季リーグ戦から6連敗している相手であり、今季で連敗を止めたいところだ。犠打など小技を駆使するチームだが「自分たちの野球をするだけ」(久保田)。好調の投手陣を軸に、次節も勝ち点をつかみに行く。

[大西健太]

試合後のコメント
久保田

「毎回毎回点数を取れたので、それはすごい良かったのかなと。最後7回も1点取れていれば毎回得点でいい流れだったのかなと思いますけど、6回までしっかり毎回得点で流れを作れたので、そこは良かったかなと思います。(4人の継投)ベンチに入れた投手は全員投げさせようと思ってたので、それがしっかり全員投げれたっていうのがプラスになりましたし、これからの戦いにも投手は大事になってくると思うので、4人投げさせられたのはプラス。(18得点)みんなしっかり振れているし、これから慶大戦に向けてしっかりやっていきたいですし、まあでも、バッティングは水ものでもあるので、1点を取りに行くことを意識してやっていきたいと思います。(次のカードは)自分たちの野球をするだけなので、負けるっていうことは考えてないので、日本一まで止まらず、このまま全勝でやっていけたらいいと思います」

竹村
「(きょう5打点の活躍)今まで全然打ててなかったので、今日調子を上げて次につなげようっていう気持ちでやったら調子が良くなったのでうれしいです。(1番打者として)ずっと1番で使ってもらってるんで、先輩方に貢献しようという気持ちでやってたんで、そういった面では今日結果が出てホッとしました。(7回コールド勝ち)これからも負けられない試合が続くので、それに関しては、次の試合につなげられる試合ができたと思います。(次のカード)厳しい戦いになってきますが、今日みたいなしっかりとした野球ができれば勝てると思うので、自分も先輩方に貢献できるように頑張っていきたいと思います」

服部
「(初回先頭バッターを出して)回の先頭はいつも一番集中して抑えようとしていて、そこで出してしまったのは自分の中でも少し焦りはあったんですけど、周りの人から一つずつしっかりと声をかけていただいて、自分の中でもストライク先行できっちり取ろうとしていて、結果的に相手がバント失敗してくれて、アウト一個取れたので、落ち着けたと思います。(3回のピンチ)そこは点差もあったので、きっちりアウトを取ろうというのと、あの時は一回集まったんですけど、久保田さんからの一点もやらないつもりで次に繋げるピッチングをしろと言われていたので、自分中でも少しギアをあげてこうと、それが力んだ部分もあったんですけど、最後に気持ちと体が噛み合ってくるよになってきたので、いいボールがいって抑えられたと思います。(同期の奥居捕手とのやりやすさ)普段から話をするしますし、自分がアレっと思う所を指摘して、助言をくれるので、投げやすいですし、自分でどこを修正すればいいかよくわかります。(慶応戦に向けて)ランナーは出さないことが一番で、ピッチャーの中でフィールディング練習を結構やってるので、練習通りやれればランナー出しても落ち着いて打ち取れると思います。慶応は6連敗していて、連敗止めたいたいと思ってきますし、優勝するためには落とせない戦いになるので勝ちにつなげたいです」