
(11)新チーム初の公式戦 3季ぶりのAクラス入りへ/秋季リーグ戦展望
守り勝つ野球で勝利を目指す。夏季オープン戦期間でチームは「勝つ」ことを目指した。2季連続でリーグ5位に沈む中、試合内容よりも勝利にこだわった。亜大戦では打線が3本塁打17得点で大勝するなど打線の調子がいい。だが「自分の中での野球は守って勝つ。守りができないと勝てない」と久保田は守りからのリズムを重視。久保田・竹村律生内野手(営1=佐野日大)の新二遊間と多々野将太外野手(農3=花巻東)が形成するセンターラインを中心に強固な守りで六大学の猛者たちに立ち向かう。
リードオフマンが明大を勝利へ導く。Aチームのオープン戦を通じて1番打者に固定されたのが竹村。新人戦で結果を残し「固定しようという力がある」と久保田に認められ『1番遊撃手』の座を手にした。オープン戦では打率3割を超え、追い込まれてからカット打法で球数を投げさせるだけではなく、ここぞの場面では長打を見せるなど結果も上々だ。さらに、新チームが目指す守り勝つ野球で久保田との新二遊間がカギを握っているだけに竹村の攻守の活躍がチームの明暗を分けることになりそうだ。
リベンジを狙う。開幕節は春季リーグ戦で連敗を喫した慶大となった。昨季は塁に走者を出しながらも猪砂、竹原の二枚看板の前に得点を奪えず。特に竹原には2季連続で完投勝利を許すなど近年は投手戦で競り負けている。だが、チャンスをつくることはできているだけに今好調の打線が勝負強さを発揮できれば勝てない相手ではない。開幕節を落としその後波に乗れなかった春季リーグ戦の失敗を繰り返さないためにも、猪砂・竹原の二枚看板を打ち崩しスタートダッシュを決める。
[常光純弘]
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