(7)春季リーグ閉会式 結果は5位と奮わず

2016.06.07
(7)春季リーグ閉会式 結果は5位と奮わず
 午前中の曇天は一転し、日の差し込む早大東伏見グラウンドにて閉会式が行われた。今季は通算5勝7敗、勝ち点2で昨季に続き5位。Bクラスから抜けられず、全日本大学選手権予選会への出場権は得られなかった。そんな中、松原大樹外野手(営3=明大中野)がベストナインを受賞。明るいニュースを届けた。

 チームに希望を与えた。「何も良いニュースが無かったので、一つ松原がベストナイン取ってくれたっていうのはチームの励みになる」(酒井翔弥主将・法4=東北)。松原自身も「素直にうれしい」と受賞を喜んだ。今季通算打率は4割を記録、東大戦では本塁打を放つなど安定した打撃で勝利に貢献した。それでもチームの一員として5位という結果には満足していない。「秋リーグは絶対に1位を取りたいのでこれから皆で一つになって頑張りたい」と意気込みを語った松原。今後の準硬式野球部を担う主力としての頼もしさがうかがえた。これから夏を越えての成長に期待がかかる。

 これまでの現状を打破したい。「法政も3連覇できているし、同じ学生なのでできないことはないと思う」と酒井は言う。久保田駿内野手(法3=広陵)は今季の結果に「4年生に申し訳ない気持ちが強い」と悔しさをにじませた。今回の悔しさをバネに、次へと進んでいく。目指すは頂点。秋季リーグではチーム一丸となり、必ず優勝をつかみにいく。

[相澤日向]

閉会式後のコメント
酒井

「結果5位だったので、ここまで自分らが4年間やってきて初めての春Bクラス入りだったので。それは現状としてしっかり受け止めなければならないところだし、秋から心機一転下の学年が全国に行ってくれるような環境づくりというのをこれから大事にしてやっていきたいと思っている。何もいいニュースがなかったので、一つ松原がベストナイン取ってくれたっていうのはチームの励みにもなるし、これから頑張っていこうという兆しにもなったかなと思う。チームで一番伸びている選手だなと思っているので、これから現状に満足することなくやっていってもらえればなと思う。Aクラスなんて言わずに、常に優勝。法政も3連覇できているし、同じ学生なのでできないことはないと思うので、これから自分らが抜けた後でも負けないくらいのチームをつくっていってもらえればなと思う」

久保田
「自分たちの力不足が表れたリーグ戦だった。立大に大差をつけられて敗れたのは決して気が抜けていたからではないが、気付かないところでそうなっていたのかもしれない。個人的にはリーグ戦序盤はヒットが打てない中で出場させてもらっていたので、何とかチームに恩返ししようと練習から取り組み、後半から打ち始めて秋につながる結果となった。それでも4年生に申し訳ない気持ちが強い。2季連続で5位に終わってしまったので、秋は優勝だけを狙いにいく」

松原
「(ベストナインをとって)素直にうれしい。来季もまたチームに貢献できるように頑張りたい。(春リーグを振り返って)こうやって(個人として)結果が残ったことは本当にうれしく思う。周りの先輩方の支えがあったおかげだと思っている。次は自分が周りを支えられるように頑張りたいと思う。(チームとして)5位という残念な結果になっているので、秋リーグは1位を狙いにいきたい。自分に関しては課題だらけ。守備やら走塁やらいろいろ詰めていきたいと思う。秋リーグは絶対に1位をとりたいのでこれからみんなで一つになって頑張りたい」