
(32)血の明法戦 投打で圧倒し完全優勝を決めろ/法大戦展望

波に乗せたくない打線だ。チーム打率は慶大に次ぐリーグ2位の2割6分9厘と現在、打率10傑に畔上、大西千、若林、蔵桝の4選手が入っている法大。主将の畔上はリーグ最多の17安打を放っており、打率はリーグ2位の3割9分5厘とここ一番での勝負強い打撃が光っている。走者をためた場面では回したくない打者だ。そのためにも警戒したい選手は上位打線を担う4年の若林。脚が武器であるリードオフマンも、今季リーグ2位タイの3本塁打を放っている。また、今季から中堅手のレギュラーを獲得した1年の大西千は長打も放てば、小技もできるユーティリティーな選手だ。チーム全体に流れを渡さないためにも、先頭打者を塁に出させないことは絶対条件。上原健太投手(商4=広陵)、柳裕也投手(政経3=横浜)の気持ちのこもった投球で守備から、リズムをつくりたいところだ。
若い二本柱を狙い撃ちだ。エースとしてマウンドに上がるのは2年生右腕の熊谷。135km前後の直球を軸に、緩急をつけた投球を披露する。春の対戦では、その打たせて取る投球の前に明大打線は塁に出ることに苦戦した。秋はここまで8試合に登板するなど、場面に関わらず登板する心身の強さもひときわ目立つ。早い段階で打者有利のカウントに持ち込み、好球必打を徹底したい。春は1年森田が先発軸となっていたが法大だが、森田は今秋ここまで登板なし。しかし、その穴を感じさせないのが同じ1年菅野の台頭。春は中継ぎで2試合登板でシーズンを終了するも、秋はここまで5試合に登板し、2勝を挙げている。慶大2回戦では強力な相手打線を3安打に封じ込め、初先発初勝利と大きく頭角を現した。今カードでルーキー右腕とのリーグ戦初対戦を迎える明大、初物相手にどれだけ勝負を仕掛けていけるかがカギとなりそうだ。
勝ち点を奪えば、優勝が決まる試合。ここまで、幾多の接戦を制してきた明大が最後まで粘り強く戦い抜く。紫紺の誇りを胸に、運命の最終カードが幕を開ける。
[土屋あいり]
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対法大戦
10月24日 11時試合開始予定(一塁側)
10月25日 13時半試合開始予定(三塁側)
神宮球場アクセス
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩10分 千駄ヶ谷駅より徒歩15分
シーズン | スコア | 成績 |
---|---|---|
15年春 | ●5-6 | 4位 |
●8-10 | ||
14年秋 | ○5-1 | 優勝 |
●1-6 | ||
○3-2 | ||
14年春 | ●1-2 | 3位 |
○5-3 | ||
○4-3 | ||
13年秋 | ○5-2 | 優勝 |
○5-3 | ||
13年春 | ●5-9 | 優勝 |
△5-5 | ||
○6-3 | ||
○3-2 | ||
12年秋 | ●1-6 | 4位 |
●2-3 | ||
12年春 | ○4-2 | 4位 |
△4-4 | ||
●4-5 | ||
○5-3 | ||
11年秋 | ◯9-8 | 優勝 |
●1-3 | ||
◯3-2 | ||
11年春 | ◯5-2 | 4位 |
●1-3 | ||
●0-2 | ||
10年秋 | ◯4-1 | 4位 |
●5-8 | ||
●1-0 | ||
10年春 | ◯6-5 | 3位 |
◯4-2 | ||
09年秋 | ◯5-1 | 優勝 |
●1-3 | ||
○3-2 | ||
09年春 | ●3-5 | 3位 |
●4-5 | ||
08年秋 | ◯3-0 | 3位 |
◯7-0 | ||
08年春 | ◯7-2 | 優勝 |
△2-2 | ||
○6-0 |
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