
(12)先輩からのメッセージ 山﨑福也選手

日大三高、明大で髙山と5年間同じチームでプレーした山﨑福也選手(平27政経卒・現オリックス・バファローズ)。在学時はエースとして活躍し、プロ1年目の今年は現在3勝を挙げている。髙山のすごさ、記録更新への期待を語っていただいた。
アマチュア時代、多くの巧打者と対戦してきた山﨑選手。髙山について「正直言ってすごい。半端じゃない」と語る。山﨑選手が思う髙山の長所は「あれだけ打てる技術があるし、足も速い」部分。明大時代に東京六大学リーグ通算20勝を挙げた左腕が手放しで褒め称えるほどに、髙山の能力は突出している。
プロでの再会を願う。「髙山もいずれは同じプロの世界に来ると思うので楽しみ」と期待を懸ける。高校、大学と、髙山の活躍に助けられた試合は多い。対戦はもちろん、再び味方として共に戦うこともあり得る。それでも「敵に回したら怖いバッター。今のうちからどう抑えようか考えておきます」と笑顔で語る山﨑選手は、対戦の時が来ることを楽しみにしているようでもあった。味方として戦い続けた髙山との、真剣勝負を望む気持ちはひとしおだ。
髙山と山﨑選手との関わりは現在も続いている。たまにするという電話では、他愛もない近況を報告しあうことも。「頑張ってプロに来たら、本当にいい世界だよと言われて、より一層行きたい気持ちが強くなりました」と髙山。いい刺激を受け、モチベーションにもつながっているそうだ。
苦楽を共にした後輩の快挙達成を、山﨑選手は望んでいる。「東京六大学リーグの通算安打記録に挑戦するという、後にも先にも二度とないチャンス。ぜひ更新して、歴史に名前を刻んでほしい」。プロの世界から、エールを送る。
次回の特集は9月25日(金)「記録保持者が語る 高田繁氏」です。
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