
(11)日大三高の球友たち④ 畔上翔選手(法大)インタビュー

――髙山選手と仲はいいですか
はい、普通に仲はいいですね。オフ期間などでしか2人とも会える時間はないので、最近はあまり会ってないですけど。
――どんな人柄ですか
オンとオフの切り替えがしっかりできる人間だなって思います。試合のときにはスイッチが入って頼もしいですし、そういうところのメリハリはすごいですね。
――髙山選手は高校時代はどんな選手でしたか
やっぱり今と同じで足が速いし、打てるし、肩も強いしで、何をやってもいい、何でもできる選手でしたね。
――特にどんなところがすごかったですか
体の力が強いところですかね。足にしても肩にしても身体能力が違うというか、強さがあります。
――第一印象はどのようなものでしたか
やっぱり身体能力がすごいなっていうのが一番ですね。同期の中でも飛び抜けていました。
――畔上選手、横尾選手(慶大)、髙山選手で形成するクリーンアップは最強とも言われました
最強だったかは分からないですけど(笑)。打てる人間3人がクリーンアップを打ったという感じでした。3人でお互いよくカバーし合えたかなと思います。誰かが打てないときに誰かが打つみたいに、いい関係で3人で打てたかなと。
――髙山選手との間で何か印象に残っているエピソードはありますか
僕たちは何といっても守備が下手だったので、よく二人でノックを受けていたなという思いではありますね(笑)。監督からもそうなんですけど、特にコーチからうるさく言われて、練習後に残されてよくやっていました。
――共に外野を守っていて感じることはありましたか
打球までの速さであったり、肩の強さっていうのはいいものがあったと思います。ただ僕ら2人は外野手としての基本的なことができていなかったので(笑)。普通の人が取れるボールを取れなかったりというのはありました。
――髙山選手はチーム内ではどんなキャラクターでしたか
自分のやることをきっちりこなすというか、そういうやつでした。チームを引っ張るみたいなタイプではなかったので。
――畔上選手は“努力”というイメージが強いですが、髙山選手は天才肌と努力だと、どちらよりの人でしたか
完全にセンスですね(笑)。それでも結果が残せるのがすごいところだし、それでいいんじゃないかなと思います。僕はやらなきゃ結果が出ないのでひたすらやるだけですね。
――敵として見る髙山選手はどんな存在ですか
やっぱりいい選手ですよね。打てる、足がある、勝負強い。いいバッターだと思います。
――ライバル意識はありますか
全然ないですね。
――ともに大学1年生の頃から公式戦に出場していますが、成績を意識したりすることはありましたか
僕は特に意識することはなかったですけど、周りが比べるというのはありましたね。意識していなくても耳にはそういう話が入ってくるので、ライバル意識とは違いますけど、僕も頑張ろうというモチベーションにはなったかなと思います。
――高校のときから変わったなと感じるところはありますか
いや、高校のときから打てる人間だったので変わったなというのはないですね。ほんと高校のときからそのまま成長したというか、そんな印象です。
――髙山選手の打撃のすごさはどんなところにあると思いますか
一番はヘッドスピードじゃないですかね。とにかくスイングが速いです。その分ボールを待てるんで、そこが強みなんだと思います。
――安打記録についてはどう考えていますか
あんまり深く考えたことはないですけど、同期が越えてくれたらうれしいというのはもちろんあります。
――髙山選手がここまで打つということは考えていましたか
具体的に安打数とかはもちろん考えていなかったですけど、足があるのでヒット数は伸びるだろうなとは思っていました。やっぱりいいバッターですよね。
――達成への期待はしていますか
はい、期待しています。頑張れとしか言えないですけど、達成したらおめでとうと言ってあげたいです。
――ありがとうございました。
次回の特集は9月24日(木)「先輩からのメッセージ 山﨑福也選手」です。
[尾藤泰平]
関連記事
RELATED ENTRIES