(番外)太田がJ2・ファジアーノ岡山へ来季加入内定!

サッカー
2023.05.27

 FW太田龍之介(政経4=ファジアーノ岡山U―18)のファジアーノ岡山への来季加入内定が発表された。ファジアーノ岡山では、大学生からユースに復帰する選手は初。地元の期待を背負い即戦力となるべく、絶対的なFWを目指していく。

 

――加入内定の率直な気持ちをお聞かせください。

 「幼い頃からの夢だったので、それがかなって素直にうれしいです」

 

――栗田大輔監督の反応はいかがでしたか。

 「ここからが勝負だと言われました。まだスタートラインに立っただけです。残りの大学生活で大学ナンバーワンFWにならないといけないと常々言われています。また、プロへ行く前に、しっかりと明治にタイトルを残して、エースストライカーになれと言われています」

 

――クラブにどのような印象を持っていますか。

 「キャンプなどに2、3回行ったのですが、本当にみんないい人でした。フレンドリーで、いつ行っても優しく迎えてくれる方が多かったです。本当に成長できる場所だなと思います」

 

――入団を決めた理由を教えてください。

 「高校時代、岡山で成長することができて、そのおかげで明治に入れたので、その恩があります。しかもスカウトの方が毎週のように東京まで来てくださっていました。その熱心な思いも伝わりましたし、育ててもらったクラブで恩返しをしたいという気持ちがありました」

 

――自分のどのような部分を評価されたと思いますか。

 「185センチの身長と前線で起点となって点を取る部分です。あとは明治でやっていることなのですが、前線からの守備という献身性の部分でも評価されたかなと思います」

 

――ご自身の武器や課題に対して取り組んでいることはありますか。

 「自主練で藤森(颯太・政経2=青森山田)らに手伝ってもらい、クロスからヘディングシュートをするという練習です。プロに行って全部が平均値だと戦えないと思うので、どれかに長けている必要があると思っています。武器をもっと伸ばしていかないといけないと思っているので、そこは意識しています。あとはフィジカル面でまだまだ線が細く、プロでは外国人選手を相手に戦っていくので、筋トレは今まで以上にやっています。フィジカル強化は本当に課題だと思っています」

 

――クラブでは同世代の活躍が目立ちますが、そこについてはいかがですか。

 「最近は大卒ルーキーが多くて、チーム自体も自分がユースにいた頃よりも若いという印象もあります。やはり、若い選手にチャンスがあるチームではあるなと思うので、自分も即戦力として入りますし、1年目から活躍したいなと思います」

 

――クラブにとってはユースから大学を経て、トップチームに帰還する選手は初めてですがこれについてはいかがですか。

 「ユースから大学に行く選手たちに、希望を与えられたかなと思います。これでより岡山の育成が活性化していけたら良いと思います。(ユースを経て)トップチームに上がる選手がもっと増えて、岡山の選手が中心となって戦っていければ、それが一番良いです。自分が第1号となって第2、3、4号と出ていけば、岡山自体も良いクラブになっていきます。良いきっかけになれば良いと思います」

 

――加入後のポジション争いについてはいかがですか。

 「どこに行ってもライバルはいるので、明治でもそうでしたし、即戦力として活躍しないと意味がありません。そこは強い気持ちを持って頑張りたいと思います」

 

――プロ選手としての像をお聞かせください。

 「岡山には『子供たちに夢を!』という理念があります。自分も子どもの時に夢に見ていたプロサッカー選手になれますし、子どもの時に夢を与えてもらったので、逆に自分はこれから夢を与えられる選手になれるように頑張っていきます」

 

――ありがとうございました。