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(40)関東インカレ事後インタビュー⑦/杉彩文海、橋本基紀、室田安寿

競走 2023.05.18

4日間にわたって行われた関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)。明大は13点を獲得し、目標の1部残留を達成した。今回はレース後の選手の声をお届けする。 

  

 第7回は杉彩文海(文4=鳥栖工)、橋本基紀(商4=専大松戸)、室田安寿(情コミ2=宮崎日大)のインタビューです。 

 

杉 

男子1部ハーフマラソン決勝4位 1時間3分10秒 

――レースを振り返っていかがでしたか。 

 「前半から積極的に先頭の方でレースを進めることができて良かったです。中盤に東洋大の選手が出てきたときに粘り切れなくて、そこで空いた差がそのまま響いてしまいました。中盤の粘りが反省点としてあると思います」 

 

――コンディションはいかがでしたか。 

 「トラックシーズンに入っていたので、あまり走り込みはしていませんでした。そのため走り込みの点で不安はありました。トラックシーズンの中でハーフマラソンで戦えたことは、普段のジョグがちゃんとできているということなので良かったと思います」 

 

――第1レーンからのスタートという位置取りはいかがでしたか。 

 「あまりスタートから混み合わずに行けたので、位置としては良かったです。しかしスタートをやや遅く入ってしまって、最初集団の後半の方に入ってしまいました。そこをもう少しうまく入れていたらスムーズに前の方に出て走れていたと思います」 

 

――ハーフマラソンでエントリーした理由はありますか。 

 「2年生の頃から関東インカレでハーフマラソンを走るということを一つの目標にしていました。4年目でようやく自分の中でハーフマラソンに挑戦したいと思い、直談判して出させてもらえることになりました」 

 

――自己ベスト更新の率直な感想をお願いします。 

 「ここのコースはややアップダウンが多い上に、今回は特に蒸し暑い天候の中で自己ベストを出せたということは一つ良かったと思います」 

 

――チームとしての成績はどのように捉えていますか。 

 「故障者であったり立ち上がりから期間を経ずに出た選手だったりとベストメンバーではない中、しっかりと走り切れたのは良かったです。ただ全日本大学駅伝関東地区予選会(以下、全日本予選)を考えると、他大学は今回の関東インカレで多くの選手が63分半でゴールしています。そういう63分半での戦いというところに、もう一個チーム全体としてレベルアップしていく必要があると思います」

 

――ありがとうございました。 


橋本基紀(商4=専大松戸) 


橋本基

男子1部ハーフマラソン決勝25位 1時間6分57秒 

――レースを振り返っていかがでしたか。

 「後半全く粘れなかったので、とても悔しいレースになりました」 

 

――レースプランはありましたか。

 「とりあえず集団に付いて粘って勝負するというのを考えていました」 

 

――序盤は前の集団に付いていましたが、そこに関しては狙い通りでしたか。 

 「序盤は体も動いていたので今日はいけるかもと感じていましたが、自分の練習不足や実力不足で後半粘れなかったです」 

 

――事前に掲げていたタイムと順位を達成できなかったことについてはどう感じていますか。 

 「昨年度の関東インカレでもハーフマラソンを走って、そのリベンジを果たすという目標を掲げていました。達成できず一番は悔しいというところと、このままだと全日本予選や箱根駅伝予選会、それらの本戦も走れないし勝てないと思いました」 

 

――今後に向けた意気込みをお願いします。

 「とりあえず一回気持ちをリセットしてから、次は全日本予選があるのでしっかりベースを作っていきたいです。今度は1万メートルなのでトラックに合った走りをしていきたいです」

 

――ありがとうございました。


室田安寿(情コミ2=宮崎日大)


室田

男子1部ハーフマラソン決勝23位 1時間5分57秒

――レースを振り返っていかがでしたか。

 「今回のレースとしては積極的に走ろうと思っていました。前半は前の集団の方で走っていましたが、5キロメートル地点辺りで体が動かなくなってずるずるとペースダウンしてしまいました。中盤は動いてきたので、中盤から後半にかけて粘って前を拾っていくというレース展開でした」

 

――ご自身のコンディションはいかがでしたか。

 「トラックをやっていたので久しぶりのハーフマラソンでした。自分の状態をなかなかつかめないまま始まったハーフマラソンでしたが、特別悪いコンディションではなかったと思います」

 

――収穫はありましたか。

 「収穫としては体の使い方だったり体を締めて作っていったりしないと、ハーフマラソンではやっていけないと感じたことです。    

 

――現段階のチームとしての成績はどのように捉えていますか。

 「昨年度は4年生の先輩方がいて上位入賞が多かったです。それと比べると今年度は足りないと思います」

 

――今後の予定と意気込みをお願いします。

 「今後は全日本予選をメインでやっていくので、それまでは1カ月ほどレースはないです。しっかりトレーニングや練習を積んでいこうと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[石井遥、松原輝]


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