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(33)関東インカレ事前インタビュー⑪/尾﨑健斗駅伝主将、木村稜主将、清水海地

競走 2023.05.10

 昨年度は短長歩の全部門で好記録をたたき出し、1部残留を果たした明大競走部。新体制になった今、紫紺の未来を担うルーキーもチームの後ろ盾となるに違いない。先輩たちが確立してきた地位を守り抜き、今年度もチーム力の高さを見せつける。

 

 第11回は尾﨑健斗駅伝主将(商3=浜松商)、木村稜主将(政経4=乙訓)、清水海地(理工4=長野日大)のインタビューです。(この取材は4月30日、5月1日、2日に電話で行われたものです)

 

尾﨑 

――現在の調子はいかがですか。

 「いつも通り本番に向けて取り組めています」 

 

――世田谷競技会(以下、世田谷)から状態は戻ってきていますか。 

 「世田谷と比べたら明らかに状態は戻ってきていると思います。関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)本番までにはそれなりの状態には作れるかなと思っています」 

 

――法大競技会を振り返っていかがですか。 

 「関東インカレに向けて追い込みをする目的で臨みました。その目的は果たせたのですが、自分が想定していたタイムと実際のタイムのギャップがあり、そこに関しては悔しいというか不発に終わってしまいました」 

 

――尾﨑選手にとっては初の関東インカレ出場になります。どんな心境ですか。 

 「僕が入学したから時からずっと出たいなと思っていた大会でしたが、今までは強い先輩方がいたり、僕自身もケガなどでなかなか走れないことが続いていました。今回3年目にしてようやく出ることができ、すごく楽しみです」 

 

――緊張する気持ちはありますか。 

 「緊張はないのですが、やはり僕がキャプテンなのでチームの代表として結果を残して引っ張っていかないといけないというプレッシャーは少しあります」 

 

――チームとしての目標はありますか。

 「チームとしては1部残留を目標にしています。長距離部門では少しでも多く入賞者を出し、僕自身も入賞を狙って取り組んでいます」 

 

――関東インカレに向けた意気込みをお願いします。 

 「明大のトラックでの強さを体現できるように、積極的にレースを進めたいです」

 

――ありがとうございました。

 


 木村稜(政経4=乙訓)


木村稜

――200メートルではどんなことを意識して走りたいですか。 

 「今年の大きな目標が日本選手権でしっかりと結果を出すことです。関東インカレはそれに向けての道のりという位置付けなので、いろんなことを試行錯誤しながら臨めたらいいのかなと思っています」 

 

――今シーズンここまでで成長した部分や収穫はありますか。 

 「収穫よりも反省点が多いと感じています。基本的には自分が思うほどスピードを上げ切れていないので、もう少しスプリント能力を身につけたいと反省として思っています。いい面は先日の日本学生個人選手権(以下、学生個人)が200メートルのシーズン初戦で昨年度は全力で頑張って20秒86というタイムだったのですが、今年度は余裕を持って同じようなタイムを出せているのでその分成長できているのかなと思います」 

 

――関東インカレで個人として狙う順位はありますか。 

 「エントリーを見ると鵜澤選手(飛羽・筑波大)がいないので、もちろん優勝を狙っていきたいと思っています。試合が立て込んでいるのでその時のコンディションに合わせて無理なく走り切れればある程度の力は出せるのかなと思います」 

 

――4×100メートルRにも出場されますが、目標はありますか。 

 「まだ走順が確定していないのですが、とりあえず自分のできる走る走りをして、それがチームの力になればと思っています。チーム全体としては38秒台を狙うということを冬から春先にかけて言ってきたので、そこを目指していきたいです」

 

――関東インカレに向けて意気込みをお願いします。 

 「個人としてはベストパフォーマンスをしっかりと出して点数を取っていきたいと考えています。全体としては自分が全力で競技に取り組むことがみんなの目に映ると思うので、みんなを安心させられるような走りをして、それが全体に伝わっていけばと思っています」 

 

――ありがとうございました。

 

  清水海地(理工4=長野日大)


清水

――現在のコンディションはいかがですか。

「4月末に学生個人に出場してから疲労抜きをしていき、あと2週間弱でレースに向けて状態を作っていくという感じです」

 

――学生個人は8位入賞という結果でした。

「関東インカレで結果を残す前提でのレースだったので、あまり順位は意識していませんでしたが、ある程度の順位では歩けるということが確認できたのと、学生個人は2年生の時から入賞してきたので4年生として最後も入賞できてうれしかったです」

 

――競歩ブロック長として心がけていることはありますか。

「明大は自主性が強いチームだと思っていて、個人的にもそれを強めていきたいという思いがあります。競歩は他のブロックよりも人数が少ないのですが、自主性を持って一人一人のやりたいことができればいいなと思っているので、あまりこちらから何かを言ったり、プレッシャーをかけたりということはせずに自分で考えて行動するという雰囲気を作っていけるように心がけています」

 

――関東インカレにおける個人の目標はありますか。

「個人の目標としては上位入賞です。関東インカレにピークを持ってきたいという思いが強く、順位などの具体的な目標はあまり決めていないのですが、しっかりと自分の今までの集大成としてこのレースに合わせられればある程度の順位と得点につながるかなと思っています。ラストシーズンなので気持ちとしては一番意気込んでいる大会になります」

 

――ありがとうございました。

 

[覺前日向子、松原輝、島田五貴]


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