(9)東京都トーナメント 決勝 対クリアソン新宿戦 試合後コメント

サッカー
2023.05.08

栗田大輔監督

――試合を振り返っていかがですか。

 「天皇杯を目標にしていた大会で、関東大学リーグの代表として東京都の代表になるということは非常に重要なことだったのですが、今日はクリアソンさんがすごくいいゲームをやって、最終的に0―1で負けたということで、悔しいですけれども、また気持ちを切り替えて来週からのリーグ戦に臨まなければいけないなという感じです」

 

――本日のフォーメーションの意図を教えてください。

 「クリアソンさんは3―4―3のシステムで来ていて、(明治も)3―4―3で運動量を増やし、学生らしくアグレッシブにやることによって、後半運動量が落ちてくる際にいわゆるミラーゲームの中で主導権を取ることを狙っていました。また、明治としては一番攻撃力があるメンバーをそろえて臨もうということでああいった形にしました」

 

――試合終了間際にフォーメーションを4バックに変更しました。

 「3―2―4―1のような形でやっていましたが、いい形を何度も作ることができていましたし、あのままいきたいと思っていましたが、最後のところはもっと圧力をかけようと思い、中村(草太・政経3=前橋育英)と林(晴己・政経2=高川学園)をもっと前に出して、恵允(佐藤・文4=実践学園)の怖いところは背後だと思うので(前線に)太田(龍之介・政経4=ファジアーノ岡山U―18)と恵允を入れました。点を取らないと勝てないので最後は多少強引にやりました」

 

――フル出場を果たしたDF小澤晴樹(政経1=大宮アルディージャU―18)に関してはいかがですか。

 「本来、井上樹(法4=ヴァンフォーレ甲府U―18)は3バックの真ん中が一番力を発揮できる選手なので、そういう意味では明治の中で最強の布陣が今日の布陣だと僕は思っています。藤森(颯太・政経2=青森山田)はSBもできるし、中村もワイドから攻撃的に入れるので、そういう意味では明治にはCBの選手が多くいますが、小澤と岡(哲平・政経4=FC東京U―18)の強さが際立っていますね。小澤、井上、岡で失点したのならしょうがないなと感じますね」

 

井上主将

――失点後は攻勢を強めましたが勝利にはもう一歩届きませんでした。

 「毎回あと一歩と言っていますが、それが具体的に何なのか突き詰めていかないと、また同じことを繰り返すだけだと思っています。それは去年からそうですし来年以降もそうなので、あと一歩や甘さを理解して事前に何かできなかったのか、もっと練習から突き詰めて本気にならないと変化はないですし勝ち切れないと思います」

 

――先制点を取られてしまったことに関してはいかがですか。

 「明治は失点数にこだわっているにもかかわらず、今シーズンは失点が多く続いているというのはDFとして責任を感じています。そこは、DFラインの問題だけでなくチームの問題なのでチームとして突き詰めていかなければいけないなと思います」

 

――クリアソン新宿の印象はいかがですか。

 「チーム力があって終盤までゴール前の守備や守り切る気持ちが強いチームだと思いました。そこは明治としても負けられないところなので、今後突き詰めたいと思います」

 

――今後の意気込みをお願いします。

 「負けたということに対してはしっかりと反省するべきだし、今日起きてしまったことに関しては何が良くなかったのかを具体的にしっかりと突き詰めていくのはもちろんですが、ただいつまでも下を向いているわけではなく、リーグ戦も来週からありますしそこに向けて、反省とさらにどうしていけばいいかという先のことを考えていかなければいけないと思っているので、切り替えてやっていきたいと思います」

 

太田

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「入りでああいう失点をしてしまって、チーム自体の弱さというものが出てしまったのかなと思います。また、決め切るべき場面で決め切れなかったのは自分自身のせいだと思いますし、チームとして改善していかなければいけないなと思いました」

 

――攻撃面での狙いに関してはいかがですか。

 「今日はフォーメーションがいつもと違っていて、攻撃的なスタイルでサイド攻撃をしつつ、人を集めてという攻撃をしていたので、それを意識していたのですが、最後まで得点を決めることができず終わってしまいました」

 

――前半を踏まえて、後半はどのような修正を行いましたか。

 「前半は消極的なプレーが多かったので、背後を見てそこから空いたところを狙い、ゴール前へ迫力を持って力強くプレーすることを意識していました」