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(2)ルーキー特集 第2弾 ~元榮愛子編~

フィギュアスケート 2023.04.21

 昨年度、インカレアベック優勝を達成し波に乗る明大スケート部フィギュア部門。今年度も頼もしいルーキーたちが紫紺の門をたたいた。6回目を迎える今回のルーキー特集でも例年に引き続き、競技の話から普段は見えない選手の意外な一面まで、それぞれの魅力をお届けする。

 

(この取材は3月16日に行われたものです)

 

第2弾は元榮愛子(商1=目黒日大)のインタビューです。

 

――いつからフィギュアスケートを始めましたか。

 「5歳ぐらいからです。私は小さいころぜんそくで、ぜんそくの子にはスケートがいい習い事らしいと聞いて始めました」

 

――試合に出るようになったのはいつからですか。

 「最初は5歳か6歳だったと思います。それからは毎年出ています」

 

――今までスケート以外の習い事はしていましたか。

 「いろいろやりました。バレエや水泳、一瞬だけダンスもやっていました。水泳は体力も付きますし、バレエは姿勢がきれいになるかなという感じです」

 

――これまでで一番記憶に残っている試合は何ですか。

 「最近だと高校1年生の時のインターハイです。自己ベストが出せたということで印象に残っています」

 

――高校時代はどれくらい練習をしていましたか。 

 「日によって違いますが、大体は朝練をして、昼練は行く日と行かない日があって、夜練をしていました。学校が通信制で通学は月に一度ほどしかなかったので練習時間は確保できました」

 

――高校3年間で悔しかったことはありますか。

 「昨年度はケガで1年間休むことになってしまい、一度も試合に出られなかったことがすごく悔しかったです」

 

――昨シーズンはどんなシーズンでしたか。

 「練習があまりできなくて、ジャンプもあまり跳んでいなかったので、何もしていないというか、リハビリばかりでふと『自分は何をしているのかな』と考えてしまう悲しいシーズンでした」

 

――どのようなケガをされたのですか。

 「高校2年生の時に足の指の疲労骨折をしたのですが、それで1回休んで復帰した矢先に膝の軟骨損傷が見つかってこれまで休んでいました」

 

――休んでいる間に何かスケートにつながることはしましたか。

 「足りないところの筋力トレーニングをしたり、足首が硬いのでそこを柔らかくするようなことはしました」

 

――今はどれくらい回復しましたか。

 「まだ治り切ってはいないのですが、痛みと付き合いながら練習していくという感じで、徐々に練習はできるようになっています」

 

――大学入学までのスケート人生をどのように振り返りますか。

 「よくケガをするのでたくさん休んだりもしたのですが、それでも続けてこられたのが良かったなと思います」

 

――来シーズンはシニアに転向しますか。

 「はい。大学生にもなるので心機一転シニアにという感じです」

 

――来シーズンのプログラムについて教えてください。

 「SP(ショートプログラム)は先生が選んでくださった『ピアノ協奏曲第二番』という曲で、FS(フリースケーティング)は高校2年時の時から使っている『ブラック・スワン』をシニアバージョンに伸ばしました。SPは、私はこれまで柔らかい曲調で滑ったことがあまりなくて苦手なのですが、先生は心を込めて滑るというか、その人の人生を表すように気持ちを込めて滑りましょうと言ってくださいました。FSは、力強さと少しゆっくりしたところをうまく表現できたらなと思います」

 

――新しく練習していることはありますか。

 「今はジャンプが元の状態には戻っていないので、それを元に戻すので精いっぱいというか、新しいことはあまりやっていないです」

 

――明大に進学を決めた理由は何ですか。

 「スケート部の方々が活躍されていて、さらに勉強も皆さん頑張っていてすごいなと思い、私も入りたいと思いました。あまり話したことのない方ばかりなので、話してみたり、上手な選手と一緒に練習させていただくのがすごく楽しみです」

 

――スケートをやってきて一番つらかったのはいつですか。

 「ケガで休んでいる時だったり、今も結構つらいなという感じです。思うように滑ることができない時が一番つらいです」

 

――辞めたいと思ったことはありますか。

 「はい、結構ありましたね(笑)」

 

――それでもスケートを続けてこられたのはなぜですか。

 「辞めてしまうと今までいろいろな人に支えられてやってきたので申し訳ないなというのと、あとケガしても体がまた治る以上は続けたいなと思うのはあります。今の先生はケガしても諦めずに慰めたりしてくださって、母や家族にもいつも支えてもらっています」

 

――ご自身の強みは何ですか。

 「あるかなという感じではあるのですが、体を大きく使うように意識しているのでそこかなと思います」

 

――試合では緊張しますか。

 「緊張します。中学生の時にあまり結果が残せなかった大会は全部緊張していたと思います。全中(全国中学校スケート競技会)など緊張していた割によくできた試合もありますが、基本的にどの試合もある程度緊張します」

 

――試合前のルーティンはありますか

 「決めているものはありませんが、なるべくいつも通りアップしたりしています」

 

――オフはどれくらい取りますか。

 「最近は週1で取っています。昼ぐらいまで寝て、起きてご飯を食べたらもう夜という感じです。オフの日は完全にオフという感じで過ごしています(笑)」

 

――スケート以外の趣味はありますか。

 「趣味はあまりありませんが、たくさん寝ることが好きです(笑)」

 

――大学で楽しみなことはありますか。

 「今は不安しかないのですが、まずは友達ができたらいいなと思います。まだ全然大学生になった実感はないです」

 

――スケートを大学でも続けようと思えた理由は何ですか。

 「高校では練習もあまりできなくて、結果も残せていないので、まだ大学でも頑張りたいなと思いました」

 

――これから伸ばしていきたいスキルはありますか。

 「たくさんありますが、ジャンプが得意ではなくて、そこを伸ばしていかないと戦っていけないのかなと思います」

 

――目標にしている選手はいますか。

 「以前同じグループで滑ったことがある川畑和愛さん(早大)と青木祐奈さん(日大)です。その2人に憧れて今の先生のところに来たというのもあって、ジャンプもスピンもステップも全てが上手で、見ていると感動する演技をなさるので憧れています」

 

――来シーズンの目標を教えていただけますか。

 「できる限り試合に出たいなというのと、今ジャンプが全然跳べなくなっているので、そこをもっと跳べるようにしてたくさん試合に出られるように勝ち上がりたいなと思います」

 

――大学4年間ではどんな結果を残したいですか。

 「最終的には全日本選手権に出たいなという気持ちはありますが、そのレベルになれるようにケガなくたくさん練習できたらいいなと思います」

 

――ファンの方々へのメッセージをお願いします。

 「いつも応援してくださってありがとうございます。昨シーズンは全然試合に出られませんでしたが、これから大学でもスケートを頑張りたいと思いますので応援よろしくお願いします」

 

――ありがとうございました。

 

[増田杏]


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