(番外)横浜F・マリノスの木村がルヴァンカップでプロデビュー!/選手コメント

サッカー
2023.04.10

 4月5日、JリーグYBCルヴァンカップグループステージ第3節、横浜F・マリノス対北海道コンサドーレ札幌が行われ、今季から横浜F・マリノスに加入したMF木村卓斗(令和5政経卒)がスタメンでデビューを果たした。この日は右SBとして71分までプレー。球際の強さや内側に絞ってのゲームメークなどファンの前で印象的な姿を見せた。そんな木村に現在の心境をうかがった。

 

――プロデビューとなった感想を教えてください。

 「小学生からお世話になった大好きなチームでプロデビューを飾れて素直にうれしかったです。アップ前に自分が小学生から聞いているチャントを聞いて緊張も吹っ飛んで、やってやろうと勇気が湧きました。あとは、明治の時にケガをして悔しい思いをした自分に栗田さんをはじめとするスタッフやチームメートが最後まで自分に成長させる環境を与えてくれ、自信を持って行ってこいと後押ししてもらったことを思い出していて、支えてくれている人への感謝の気持ちを持って臨みました」

 

――試合でのご自身のプレーを振り返っていかがですか。

 「自分がデビュー戦で大事にしたいと思っていたのは、もちろんチームの勝利が大前提ですが、どれだけギラギラと闘志を燃やして自分をアピール出来るかでした。足をつってしまいましたが明治で培った三原則の部分は十分に通用したと思いますし、前に前にアグレッシブに攻守共に出来たと思います」

 

――SBでのプレーとなりました。球際の部分や中に絞ってのプレーなど大学でやってきたことは出せましたか。

 「出せたと思います。練習では明治と似たメニューが多く、誰1人とも手を抜かないので、必然的に練習から球際の部分であったりは求められます。自分の特徴の一つですし、ボランチを大学でやっていたので中に入ってプレーすることにも戸惑わず自分の中ではすんなりとプレーできたと思います」

 

――プロのレベルを体感して出場機会を増やすため、将来のためにはどのような部分での成長が必要だと感じましたか。

 「マリノスではどれだけ前を向いてボールを運んでいけるかを大事にしているので、安全なプレーではなく前に付けて湧き出るプレーを増やすことが必要だと思います。今の自分の立場は、チームの戦術理解をさらに深めて、自分の特徴を毎練習で全力で出し続けることが何より大事だと思いますし、自分を信じ続けて訪れたチャンスをつかみ取る準備をし続けることが大事なのかなと思います」

 

――筑波大学出身の角田涼太朗選手は大卒2年目で日本代表に選ばれるまでになりました。意識している部分はありますか。

 「関東リーグで対戦していた選手がマリノスでスタメンを奪って代表まで行ったのは凄い刺激になるし、自分もそうなってやろうという気持ちになります。角田選手も最初はなかなか試合に絡めない中でチャンスをつかみ取って這い上がっていった選手なので、自分にもその可能性は十分あると思いますし、超えていかないといけない存在だと思います」

 

[井澤怜音]