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(3)4年生引退インタビュー 副将・今村紗栄

ヨット 2023.01.09

 今年度、競技面、生活面とあらゆるところでチームを引っ張ってきた4年生。それぞれの立場は異なるが、スローガン『貫徹』を掲げ共に一年を駆け抜けてきた。本インタビューでは、中心となってチームを支えた主将、副将、チーフマネジャーの声をお届けする。

 

 第2回は今村紗栄副将(商4=長崎工)のインタビューをお届けします。

 

(この取材は12月10日に行われたものです)

 

――ヨットとの出会いを教えてください。

 「ヨットは高校の頃に出会いました。もともと工業高校特有の部活動で、土木加工部に入ろうと思って工業高校に入ったのですが、友達とご飯を食べているときにヨットの先輩から新歓を受けて、行ってみようと友達と話していた時にとてもヨットが楽しそうで、そっちよりもヨットやってみたいと思って始めました」

 

――なぜ明大を選ばれたのですか。

 「ほとんどが高校から始める人ばかりで、初心者で始めて優勝を目指すという部活ばかりなのですが、明治大学もそれに近いような大学から始めた人と経験者で、他の大学はけっこう経験者がチームのレギュラーとかになったりしている大学とかが多い中で、明治大学はその一般生と一緒に初心者でも活躍できる、高校と環境が似ているというところがいいなと思ったのが一つです」

 

――副将になった経緯を教えてください。

 「470級のリーダーとスナイプ級のリーダーがいるのですが、私が470級のリーダーで、スナイプ級のリーダーが主将でした。470級のリーダーが副将なのですが、そのクラスのリーダーが主将やった方が、チームがまとまるという話になったり、あとはみんなに副将勧められてなりました」

 

――主将とはどのようにコミュニケーションを取っていましたか。

 「スナイプ級と470級は、結構スピードの差があってあまり一緒に練習はやってなかったのですが、私たちの代ではスタートとか一緒に練習できるときはやって、人数が限られているので一緒にやることで練習の効率化を図っていきました」

 

――大学4年間を振り返ってみていかがですか。

 「本当にあっという間で、勝った試合、自分の納得いくレースができたことは少なかったのですが、その分悔しい思いをして、できるようになるために努力をした4年間だったのかなと思います」

 

――コロナ期間中はどのように過ごされていましたか。 

 「コロナがはやり始めた時は部活動が停止になって、それから1カ月経って自粛期間になった時は部活動も完全になくなってしまって、実家がある人は実家に戻ってという感じでやっていました。3年生になってから、少しずつ大学からの許可も降りてきて、合宿形式でできるようになっていきました」

 

――実家に帰られると、ヨットの自主練習などはできるのですか。

 「私の場合は高校が長崎で、長崎はあまりまだコロナがはやっておらず部活はできたので高校生と一緒に練習していました」

 

――大学4年間での一番の成長を教えてください。

 「今までリーダーをやったことがなくて、うまくいったかは別としてリーダーを経験してみんなをまとめるところでは少し成長できたのかなって思います」

 

――ヨット部に入って良かったところを教えてください。

 「女子が本当に仲良くて、結構引退してからも遊んだり、部活中もその合宿で一緒の部屋とかになるのですが、そこでわいわいできたのはすごく楽しかったし、全日本の結果は10位で終わったのですが、女子がやはり仲良いところです。大会終わりとか朝活とかで、朝ご飯を泡立て器で卵を立てて、たまごがけごはんがあるんですけど、それを食べに行きました。」

 

――4年生になってから、最上級生として気持ち的に変わる部分はありましたか。

 「やはり一番を走らないといけないプレッシャーとそのチームを勝たせないといけない責任が多くて、そういうプレッシャーはありました」

 

――一番印象に残る試合を教えてください。

 「そのレース全体では走れていないのですが、1年生の個人戦で、公式戦では初めてで、ヨットって1マーク、2マーク、3マークってあるのですが、その1マーク目で初めての公式戦で、1マーク1位で回れたことが一番思い出に残っています」

 

――挫折などはありましたか。

 「挫折かは分からないのですが、毎回悔しい気持ちを味わっていました。1年生の時は本当に先輩たちの練習についていけなくて毎日泣いていたし、一番の挫折はやはり高校の時にできていたことが大学になってできなくなっていたことです。大学に入ったら活躍したいなって思っていたので、そういう練習にも全然ついていけないというところで、挫折したのかなと思います」

 

――精神的に支えになっているものはありますか。

 「監督やコーチの方々が本当に親身になってくれて、話を聞いてくれたりとかしてくれて、それが支えになったかなと思います」

 

――同期の存在や雰囲気はいかがですか。

 「同期は入ったばっかりの時は本当に仲が悪くて、もうこの同期とはやっていきたくないと思っていたのですが、だんだん最上級生になるにつれて、それがダメだし、まあそういう話し合いも何度もやって、結局この同期で良かったよねという話とかを同期としたりしていて、結果的には良かったのかなと思います」

 

――特にお世話になった先輩はいらっしゃいますか。

 「私が1年生の時の4年生の先輩で、本当にヨットも速くて、その後コーチをやってくれていて、たまにしか来てくれないのですが、その時にも的確なアドバイスだったり、自分がリーダーをやっていた時もその話を話してくれたりして、そういうところでお世話になったなと思います」

 

――期待を寄せている後輩はいらっしゃいますか。

 「私がペアを組んでいた後藤玲音(政経2=明大中野)です。今2年生で、本当に大学から始めて私とペアになって、1年でここまで成長してくれて、まあ本当に頑張り屋さんで、もっと頑張ってほしいなと、これからあと2年あるので、頑張ってほしいなと思います」

 

――後輩とのコミュニケーションで意識したことはありますか。

 「ヨットに乗っている時に、ヨットの話じゃなくて、そのプライベートというか、色々恋愛のこととか話したりして、楽しく乗るように意識していました笑」

 

――ヨット部の魅力を教えてください。

 「一般生でも戦えるというか、1個上の先輩は大学から始めて、スキッパーという私と同じポジションなのですが、470級は特に経験者がほとんどいて、その差がある中で大学から始めてレギュラーになれるというところはヨットの魅力なのかなって思います。頑張ればレギュラーになれるので、それが魅力です」

 

――後輩へのメッセージをお願いします。

 「全日本学生選手権(以下、全日本)総合優勝という目標で私たちの代はずっとやってきていて、結果は470級しか全日本に行けなかったし、その全日本でも10位という結果で終わってしまいました。本当に悔しい思いを私たち以上にしていると思うので、寒い冬を乗り越えて、次の目標がまだ何か分からないですが、その目標に向かって頑張ってほしいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[井垣友希]


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