(99)箱根駅伝予選会事前インタビュー③/鈴木祐太

2022.10.10

 目前に迫った第99回箱根駅伝予選会(以下、予選会)。明大は5年連続、64回目の出場権獲得を狙う。昨年度の予選会で2位に大差をつけて首位通過を果たしたその実力を今年度も見せることができるかに注目だ。今回は予選会にエントリーされた14人の選手のコメントをお届けする。

 

 第3回は鈴木祐太(文2=鎌倉学園)のインタビューです。(この取材は10月8日に電話で行われたものです)

 

――現在のコンディションはいかがですか。

 「夏合宿の後半は少し調子が微妙でしたが、そこから現在は調子も上がってきているのでいい状態に持ってこられていると思います」

 

――今の心境はいかがですか。

 「正直まだ緊張は感じていないのですが、昨年度は駅伝に絡むといったことがなかったので今は駅伝メンバーに入れているということで、楽しみというかわくわく感の方が強いです」

 

――初の予選会エントリーについてはいかがですか。

 「昨年度、駅伝メンバーに入れなかった時からこつこつ練習してきた成果が出たと思っているのでうれしいです」

 

――合宿が終わってからはどのように過ごしてきましたか。

 「合宿が終わってからそこまで練習を落とさなかったです。ケアだったり治療に行ったり、自分なりにいい状態に持っていけるようにいろいろ工夫して過ごしていました」

 

――具体的な練習や治療はどのようなことをしていましたか。

 「かなり疲労がたまっていたので、全体的に体のバランスを整えてもらえるような治療院に行きました。夏合宿ではかなり持久力的なところの練習をやっていたので、帰ってきてからは流しでスピードを取り入れたりしていました」

 

――予選会はどんな印象ですか。

 「全日本大学駅伝予選会が以前ありましたが、その時にこの学校が強いだろうなという印象の学校が良くなかったことがありました。明治も前評判は良いと思うのですが、何が起きるか分からないのは感じているので、少し怖いというか緊張感を感じる舞台だと思います」

 

――予選会に向けて取り組んできたことはありますか。

 「自分はハーフマラソンが今までの結果的に良くないので、長い距離を走れるようにするのは今年度の目標としてやってきました」

 

――コースが変更になりましたがそこについてはいかがですか。

 「以前、日本学生ハーフマラソンで走らせていただいたコースとかぶっているところがあります。そういう点では自分が優位といいますか、自分がそこを経験できているのは大きいと思うので、そこをうまく生かしていきたいと思います」

 

――エントリーを見て感じることはありますか。

 「競走部の公式ツイッターで流れてきたものを自分も見て、それで友達や親に頑張ってという応援のメッセージをたくさんいただきました。駅伝メンバーに自分が入れたのは改めて実感しましたし、頑張って期待に応えないといけないと感じたのでより気が引き締まりました」

 

――期待する選手はいらっしゃいますか。

 「主力の4年生や児玉さん(真輝・文3=鎌倉学園)はいい走りができるのは予想できると思います。1年生でエントリーしている森下(翔太・政経1=世羅)と室田(安寿・情コミ1=宮崎日大)が夏合宿でも練習ができていましたし、普段の調子も良さそうでした。2人が走ったらかなりいい走りをしてくれるのではないかと自分は思っています」

 

――個人としての目標はいかがですか。

 「タイムは1時間3分30秒で、チーム内で6番以内を目標にしています」

 

――山本佑樹駅伝監督から言われていることはありますか。

 「先日、佑樹さんがいつも通りを心掛けてこれから調整や本番までの準備をしていこうというふうにおっしゃっていたので、それを意識して今は過ごしています」

 

――予選会に向けての意気込みをお願いします。

 「昨年度はメンバーに入ることもできなかったので、(メンバーに)入って走るだけではなくしっかり結果としてチームに貢献できるように頑張りたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[桑原涼也]

 

予選会まで、あと5日。