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(41)9年ぶりの国立競技場開催 目指すは1部残留/関東インカレ展望

競走 2022.05.17

 昨年度劇的な1部昇格を果たした明大。短長歩3部門で力を合わせたことで、競走部としての団結力はさらに深まった。今年度はさまざまな大会に精力的に参加し、確実に実力を付けている。昨年度の勢いを引き継ぎ、1部残留を果たせるか。真価の問われる4日間となりそうだ。今回は関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)の見どころをお届けする。

 

 まずは初日。注目はやはり1万メートルだ。5000メートルも控える小澤大輝主将(政経4=韮山)、富田峻平(営4=八千代松陰)の2人と児玉真輝(文3=鎌倉学園)がエントリーした。「長距離(部門)で12点を取る」(小澤)。二大エースの2種目投入で、ハイレベルな1部での大量得点を狙う。

 

 さらに1500メートルには、先日の日体大競技会で日本選手権の申込資格記録を突破した近藤亨(商4=愛知県私立愛知)がエントリー。東京六大学対校大会では大会記録を更新しており、他大からもマークされる存在だ。

 

 100メートル予選ではルーキー・竹尾拓真(農1=明星学園)が注目の的。先日の日大競技会で10秒51の自己ベストを記録しており、調子の良さがうかがえる。大学入学後初の大舞台でのパフォーマンスに期待が高まる。

 

 続いて2日目。三段跳びには短距離ブロック主将の鈴木憲伸(営4=明大中野八王子)が出場予定。昨年度の関東インカレでは15メートル88(追い風参考記録)の跳躍で2位になっており、その実力は折り紙付き。「悔いのない結果を残せるように」(鈴木憲)。最終学年として有終の美を飾りたい。5000メートル予選には小澤、富田、漆畑瑠人(文4=鹿児島城西)が出走予定。小澤、富田は前日の疲労をどこまで回復できるかがポイントだ。また漆畑も、近年は目立っていないが5000メートルの自己ベストはチーム2番手の13分41秒87であり、十分に戦える力を持っている。

 

 3日目も見逃せない。200メートルには明大が誇る木村コンビが出場。特筆すべきは木村稜(政経3=乙訓)だ。先日の日本学生個人選手権(以下、学生個人)で見事200メートルの明大新記録である20秒86をマーク。「木村颯太(法3=明星学園)と(明大記録を)更新し合うことになると思うので、負けないように頑張りたい」(木村稜)。良きライバルでもある2人がそろってエントリー。明大木村対決からも目が離せない。


 競歩部門からは3選手が1万メートルWに出場予定。実力者の濱西諒(文4=履正社)や、4月の学生個人で5位入賞を果たした清水海地(理工3=長野日大)など上位を狙える顔ぶれがそろう。「明治の競歩は強いという伝統を示したい」(濱西)。昨年度主力だった古賀友太(令4商卒・現大塚製薬)が抜けたものの、濱西を筆頭に大量得点が望めそうだ。

 

 最終日は決勝種目が多いため、まずはここまで勝ち残ることが目標になる。またハーフマラソンには、加藤大誠(営4=鹿児島実)、橋本基紀(商3=専大松戸)、鈴木祐太(文2=鎌倉学園)が出走予定。加藤は得意のハーフマラソンでの出走だ。昨年度の箱根駅伝予選会では日本人2位の好記録でチームを牽引(けんいん)し、実績は十分。昨年度は小澤が5位入賞し駅伝へつなげたハーフマラソンで加藤も駅伝シーズンへつなげたい。

 

 「昨年度2部から全員ではい上がって勢いが出たので、そこをもう一度再現したい」(山本駅伝監督)。今年度から1部での戦いとなり、東洋大や法大を筆頭に、短距離を中心にレベルが上がることは間違いない。だが短長歩3部門が一致団結したときの爆発力は昨年度既に証明済みだ。国立競技場を紫紺で染め上げ、1部残留を達成したい。

 

[菊地隼人]

 


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