特集記事
SPECIAL

(111) 全国大学選手権・帝京大戦 試合後コメント①

ラグビー 2022.01.09

 3年ぶり14度目の大学日本一を目指し、激闘を繰り広げてきた明大ラグビー部。ついにたどり着いた決勝の相手は帝京大。関東大学対抗戦(以下、対抗戦)のリベンジを図るも、涙をのむ結果となった。学生最後の試合となった4年生、来年度のリベンジを誓った下級生。それぞれの思いに迫ったインタビューをお送りします(この取材は試合後に電話で行いました)。

 

スクラムハーフ飯沼蓮主将(営4=日川)

――『MEIJI PRIDE』を掲げてきた今年度を振り返っていかがでしたか。

 「つらいことがあったからこそ1年間充実していたし成長できたと思います。後輩には自分たちがやってきたこと、こだわってきたことを見せられたのでそれは引き継いでほしいと思います」

 

――対抗戦3位から決勝まで来られた理由を教えてください。

 「つらいことを経験して乗り越えてきたからだと思います。うまくいくことばかりではないので、敗北がチームを大きく成長させたと思います」

 

――ファンの方々にメッセージをお願いします。

 「今まで応援してくれて本当にその声援が力になりました。結果は優勝には届きませんでしたが、これからも明治のラグビーは続くので応援よろしくお願いします」

 

スタンドオフ伊藤耕太郎(商2=国学院栃木)

――BKの雰囲気はいかがでしたか。

 「前半BKの攻撃でターンオーバーされてしまい、BKでいい流れに持って行けなかったです。しかし、後半視野を広く持ってスペースにボール運んだり、蹴り込んだりは少しできたのかなと思います」

 

――決勝の舞台はいかがでしたか。

 「決勝という舞台はなかなか立てる舞台ではないので緊張もしました。後半40分は最高の舞台でプレーできるのも40分しかないと考えて楽しくできたと思います」

 

左ウイング石田吉平(文3=常翔学園)

――試合全体振り返っていかがですか。

 「前半の初めから受けに回ってしまって、自分たちのラグビーができなかったというのが正直な感想です」

 

――来年度は引っ張っていく立場ですが、どのようなチームにしたいですか。

 「帝京大のフィジカルが強かったので、来年は圧倒して勝てるようにしたいです。今試合に出ている下級生も多いので、来年はそのような強さで圧倒していきたいと思います」

 

左センター廣瀬雄也(商2=東福岡)

――試合が終わった瞬間は何を思いましたか。

 「今年の4年生は本当にいい先輩たちでリーダーシップ持っている人たちだったので、帝京が喜ぶ瞬間を見てこの姿にさせてあげたかったなという思いがありました。また今日の悔しさを絶対に忘れてはいけなくて、来年や再来年はあの姿を俺らがやるんだということを思いました」

 

――来年度への意気込みをお願いします。

 「去年から試合に出ているのでチームを引っ張っていける方だと自分なりに思っています。ですが4年生に頼るところもあったし、プレー面でも信頼を得てもらっているとは思えないです。3年生になったら上級生としてまずまとめることと、この悔しさを下級生に伝え、春に自分のプレーを積み上げて信頼してもらえるようになってから秋に臨みたいなと思います」

 

右センター江藤良(文4=報徳学園)

――ハーフタイムは何を話しましたか。

 「相手のディフェンスが良かったのでどこが空いているのかという話をしました。表がそろっていたので、裏のスペースが空いていてそこをもっと攻めていこうというのと、もっと話していこうとなりました。相手のことをもっと共有していこうという話になりました」

 

――後半交代した後、外から見ていていかがでしたか。

 「樹(児玉・政経4=秋田工)が入ることによって、BKラインに元気が出て、前に出られるようになっていくので良かったですが、最後にいい形でつなげることができていなかったのでそこが惜しかったと思います」

 

――試合が終わった瞬間は何を思いましたか。

 「この4年間やってきたことを出し切ることはできたと思いますが、集中力や粘り強さが足りなかったと思うので、そこは個人としても明治としても見つめ直さないといけないと思います。もっといい方向に向けば絶対に優勝できると思います。僕もこれからのラグビー生活に生かしますし、明治としてもそこは反省して見つめ直して成長してほしいです」

 

右ウイング松本純弥(政経4=佐賀工)

――今の気持ちを教えてください。

 「シンプルに悔しいと気持ちと、4年間ここまでやってこられたという達成感の気持ちです。結果は結果ですが、最後までやれたことが良かったと思います」

 

――最後の試合を終えましたが、思い出の試合はありますか。

 「僕の中では対抗戦で2試合負けてからの全ての試合が一番の思い出です。負けた雰囲気から決勝までチームとして上がることができたこと、一つ一つ試合に勝てたことが一番の思い出です」

 

――今後の目標を教えてください。

 「大学で達成できなかった日本一を、社会人でもう一回リベンジできたらいいなと思います」

 

フルバック雲山弘貴(政経4=報徳学園)

――キックはいかがでしたか。

 「キック勝負で蹴り負けることはなかったですが、もっと攻められたかなというのはあります。もっと50:22を積極的に使っていったら良かったと思います」

 

――試合後には涙が見えました。

 「グラウンドでは絶対に泣かないでおこうと決めていたのですが、スタッフやメンバーの涙を見て耐え切れなかったです」

 

――ファンの方々へ一言お願いします。

 「4年間応援ありがとうございました。後輩たちが優勝してくれると思うので、引き続きお願いします」

 

――ありがとうございました。

 

[ラグビー担当一同]


関連記事 RELATED ENTRIES