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(73)全日本大学駅伝事後インタビュー④/加藤大誠、富田峻平

競走 2021.11.10

 11日に開催された学生三大駅伝の2戦目、全日本大学駅伝(以下、全日本)。箱根駅伝予選会(以下、予選会)からわずか週間というタフなスケジュールを乗り越え、8人の戦士が伊勢路を駆け抜けた。手堅く襷をつなぎ、上位争いを繰り広げ7位でフィニッシュ。年連続のシード権を獲得し、彼らが次に見据えるのはいよいよ箱根駅伝だ。今大会で得た自信を胸に、さらなる高みを求めて彼らは走り出す。

 

 第4回は加藤大誠(営3=鹿児島実)、富田峻平(営3=八千代松陰)のインタビューです。(この取材は11月7、9日に行われたものです)

 

加藤

――ご自身の走りを振り返ってみていかがですか。

 「順天堂大学と近い位置でスタートして最初は5キロ近く自分が引っ張っていました。しかし、タイムは普通だったのですが、完全にオーバーペースのような体の反応をしていたので、付いていける力が全くなかったです。7キロ地点では突然心拍数が200近くまで上がっていて、一気にきつくなってしまい、その中で走り抜くというのは苦しい状況でした。シード権までどのくらいあるのかを考えた時に、区間賞から3分以内だったら何とかなると思ったので、最低でもそれ以上では行こうという目標に切り替えて、もう耐えるしかないという感じでした」

 

――原因は何かありますか。

 「気持ちとしてはいつも通りでしたが、レース前の心拍数がいつもより10、20高かったです。試合が終わって考えてみていろいろな人と話すうちに、実は緊張していたのではないかと感じています。体の反応と自分の感覚がすごくズレていたのが走れなかった原因ではないかなと分析しています」

 

――ゴールした時はどんな気持ちでしたか。

 「後ろを見た時に上下白いユニホームが見えていたので、本当に危なかったなと思いました。ですが何とか7位でゴールすることができたので、ほっとしました」

 

――ゴールの直前にはMの文字をアピールしていました。

 「シード権でゴールしたのでMを何とかつないだという感じです。苦しい走りにはなってしまいましたけれども、大学を背負って走っているという意味では、このポーズが一番理想的だったのではないかなと思っています」

 

――今後の意気込みをお聞かせください。

 「自分にはまだハーフマラソン2本を2週間で走る力はなかったのですが、1本に懸ける力はあると思っています。ですから箱根駅伝(以下、箱根)で結果を残すことができるように、今からしっかりとプランを立てて練習して、全身全霊で全力で挑めるような体の状態にして、戦っていきたいなと思っています」

 

――ありがとうございました。

 

富田

――今日のレースの振り返りをお願いします。

 「今日のレースは1区、2区とすごくいい流れで襷が渡ってきた中で、その流れを次の4区の小澤(大輝・政経3=韮山)につなぐのが自分自身の役目だと思っていましたので、比較的そのいい流れのまま襷を渡すことができたと思っています」

 

――予選会はケガで欠場されました。ケガの影響は大丈夫でしたか。

 「ケガの影響はゼロではないと思うのですが、予選会があった日に全体のポイント練習には復帰して、ある程度体力的には戻っていたので、そこまで大きく影響はなかったのではないかなと思っています」

 

――全日本の出走が決まった時の気持ちはいかがでしたか。

 「監督から発表があった時は昨年度出られなかった全日本に出られるということでとてもうれしかったですし、それと同時に緊張感や責任感をものすごく感じました」

 

――3区を走ってみていかがでしたか。

 「各大学のエース級がそろっている中で、前が遠ざかっていくのを見ながら実力の差をすごく実感しました。留学生の選手とかは一人でもどんどんと前に行くので、積極的なレースはやはり後ろから見ていてもものすごく強いなと思いました」

 

――他大のエースがそろっていたということで緊張はされましたか。

 「当日変更でかなり豪華な選手が来ていましたので、それを見て緊張しました。コースに着いた時も緊張していました」

 

――チームは7位という成績でした。

 「とりあえずは目標としていたシード権を獲得することができたのでほっとしています。しかし自分自身がもっといい順位で渡せていたら順位が違ったのかなと思っています」

 

――箱根に向けてどのようなことに取り組んでいきたいですか。

 「箱根に向けては、やはり山本佑樹駅伝監督の練習を信じて課された練習を淡々とこなし、個人的には箱根の20キロ以上のレースに向けてジョグなどの距離を伸ばしたいなと思っています」

 

――ありがとうございました。

 

[競走部担当一同]

 

第98回箱根駅伝まで、あと53日。


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