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(70)全日本大学駅伝事後インタビュー①/鈴木聖人、手嶋杏丞

競走 2021.11.09

 11月7日に開催された学生三大駅伝の2戦目、全日本大学駅伝(以下、全日本)。箱根駅伝予選会(以下、予選会)からわずか2週間というタフなスケジュールを乗り越え、8人の戦士が伊勢路を駆け抜けた。手堅く襷をつなぎ、上位争いを繰り広げ7位でフィニッシュ。2年連続のシード権を獲得し、彼らが次に見据えるのはいよいよ箱根駅伝だ。今大会で得た自信を胸に、さらなる高みを求めて彼らは走り出す。

 

 第1回は鈴木聖人駅伝主将(政経4=水城)、手嶋杏丞(情コミ4=宮崎日大)のインタビューです。(この取材は11月7、8日に行われたものです)

 

鈴木

――総合7位という結果についていかがですか。

 「チーム目標は5位以内だったのですが、ベストメンバーで臨むことができませんでした。なので、走る前に佑樹さん(山本駅伝監督)からはシード権獲得が目標と言われました。最後加藤(大誠・営3=鹿児島実)が粘ってシード権を獲得できたことは、来年度にもつながるのでほっとしています」

 

――エントリー変更の際、山本駅伝監督からは何と言われたのですか。

 「何度か、今回は無理しない方がいいと話していました。前日に刺激を入れた際にも約13キロ走り切れるか佑樹さんはとても不安だったと思います。それでも自分を信じて使ってくれました。本当は自分が頼み込んで無理にと言いますか、走り切れるという保証は100%ではない中『よしじゃあ6区いこう』と言ってくれました。みんなの前で6区にすると言ったときに『俺の判断で決めた』と佑樹さんが責任を取ってくれるようなことを言ってくださったことが本当にありがたくて、走りで恩返ししたいと思いました」

 

――ご自身の走りを振り返っていかがですか。

 「前日から、まずは襷をつなぐことを考えてくれと言われていました。速いペースだと体がびっくりしてしまうと思うので、12.8キロ持つようなペースで走ろうと淡々と自分の事だけを考えていました。今回のレースは前の選手のペースが落ちて抜いただけです。7区の橋本(大輝・営4=須磨学園)に襷をつなぐことだけを意識した走りだったので、特に他大の選手のことは意識しませんでした」

 

――他校との力比べという面ではいかがでしたか。

 「やはり駅伝で当日全員がうまく走れることの難しさを改めて実感しました。全員そろえば戦えますが、誰かが抜けた時の不安要素が高くまだまだチームの層の薄さを感じました。しかし、予選会2週間後で櫛田(佳希・政経3=学校法人石川)がいない中、シード権を獲得することができました。確実にチームの力はついてきていますし、箱根駅伝も一人一人が力を発揮すれば上位で走れると再確認できたと思います」

 

――ありがとうございました。

 

手嶋

――現在の気持ちはいかがですか。

 「チームとしてはシード権を取れてほっとしています。個人としては納得のいかない走りが最近続いていて、もやもや感が残る結果ばかりでした。チームの結果が良くても自分自身の結果が良くないので何とかしないといけないと思っているところです」

 

――途中まではトップ集団にいましたがいかがでしたか。

 「最初の段階から余裕がありませんでした。うまくスピードに乗れず、走りにブレーキがかかっている感じがして、スパートのキレも全くありませんでした」

 

――放送でも少しきつそうな表情に見えたのですが、いかがでしたか。

 「そうですね。かなりきつかったです。ペースが上がったところから一気にきつくなって走りが固い部分がありました。スピードを出せないという感じです」

 

――自分で流れをつくりたいと話されていましたが、うまくいきませんでしたか。

 「はい。今回は児玉(真輝・文2=鎌倉学園)に助けられた部分があります。もっと前で渡していれば児玉も余裕を持って先頭に付き、ラストも上がったかもしれないですし、そこは児玉に負担をかけてしまって申し訳ないです」

 

――テレビで応援していたファンの方たちにメッセージを頂けますか。

 「自分が1区に来て『区間賞は絶対だろう』と思われていた中であのような走りになってしまいました。期待を裏切る形になってしまったのですが、箱根駅伝では必ず皆さんの思う通りの走りをして卒業できるように頑張ります。引き続き応援よろしくお願いします」

 

――ありがとうございました。

 

[競走部担当一同]

 

第98回箱根駅伝まで、あと54日。


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