(43)駅伝シーズン直前インタビュー⑨/鈴木聖人、手嶋杏丞

競走
2021.10.01

 ――いよいよ〝駅伝〟が始まる。喜びも悔しさも味わった昨年度。反撃を誓い迎えた今年度はトラックシーズンで並み居る強豪校にも劣らぬ好成績を記録。さらなる飛躍を目指し夏に行われた強化練習ではおのおの試行錯誤し練習に励んだ。今回は紫紺躍進の立役者となり得る20人の最新の声をお届けする。

 

 第9回は鈴木聖人(政経4=水城)、手嶋杏丞(情コミ4=宮崎日大)のインタビューです。

 

鈴木聖

――現在のコンディションはいかがですか。

 「2次の強化練習の後半から少し足を痛めてしまって、そこからワクチンを打ったり、アキレス腱(けん)を痛めてしまって、ちょっと今ケガ続きというか、コンディションとしてはあまりいい状態ではないですね」

 

――駅伝主将からみた現在のチームの雰囲気はいかがですか。

 「コロナ禍で窮屈な思いをしていて、精神的にもみんなきつい思いをしていたと思うのですが、ミーティングとかを重ねてちゃんとした目標を持ちみんな同じ方向で向けるようになってきたなと思います。昨年度にはないような箱根駅伝への気持ちは感じ取れてきたので、今のチーム状態は自分から見てそんなに悪くないと思います」

 

――特に今調子が良い選手はいますか。

 「同期の橋本(大輝・営4=須磨学園)は本当に1年生から苦しんでやっていて、強い選手だなというのは一緒に走っていて思うし、練習を見ていてもそうなので橋本はすごく期待しています。3年生であれば小澤(大輝・政経3=韮山)とか櫛田(佳希・政経3=学校法人石川)です。小澤も結構ケガしているイメージだったのですが、今は本当にケガなくしっかり練習もこなせていて、期待できるなと思っています。2年生ではやはり児玉(真輝・文2=鎌倉学園)です。児玉は淡々と自分のことをできていて、自分のことを一番理解できている選手だなと見ていて思います。1年生は尾﨑(健斗・商1=浜松商)が2次強化練習の一番大事なポイント練習で離れてしまったのですが、前期の苦しんだ中で考えると少し上がってきているなと思うし、やはり強いなと思いました」

 

――箱根駅伝予選会(以下、予選会)までどう過ごしていきたいですか。

 「チームとしてはこのまま落ち着いて佑樹さん(山本駅伝監督)のメニューをこなして予選会にしっかりピーキングしたいです。自分は今チームの練習から離れてしまっているので、早く戻りたい気持ちもありますが、それで焦ってケガを繰り返しているので、まずは走れる状態に戻したいです。急ピッチになってしまうと思うのですが、予選会でやはり走れないとまずいと思っているので、残り短いのですが考えて、覚悟を決めてやらないとなと思っています」

 

――ありがとうございました。

 

手嶋杏丞(情コミ4=宮崎日大)

手嶋

――夏のテーマは何でしたか。

 「個人としては前半シーズンでスピードがついたという確認ができたので、あとはスタミナだと思うので、とりあえずこの夏は全部距離を踏もうという感じです。この4年間で一番距離を踏んでいますし、スタミナをつけるというのを一つのテーマとして取り組んでいます」

 

――この夏で一番成長したと思うことは何ですか。

 「距離に対しての余裕度が出てきていて、たくさん走っても体に余裕があるので、距離に対して対応できているのかなというのはあります」

 

――今後注目している選手はいますか。

 「自分が注目しているのは甲斐涼介(情コミ1=宮崎日大)です。自分の練習に全部付いてきていて、自分はジョグ上げるタイプなので、1年生にしては結構きついと思うんですよね。自分がこの4年間で一番距離を踏んだという自信があるのに付いてきているので1年生の中でも注目している選手ですね」

 

――駅伝シーズンに向けてどう過ごしていきたいですか。

 「これからは夏が終わったらもっと調子を上げて、予選会や全日本大学駅伝に合わせなければいけないと思います。そこからはスピードを入れつつ予選会でこけないように気を引き締めて頑張っていこうと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[競走部担当一同]