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(21)事後インタビュー 鈴木聖人/日本選手権

競走 2021.06.26

 日本最高峰の舞台である日本選手権。東京五輪代表の座を懸けて、日本のトップアスリートたちが集結した。明大からは5000メートル決勝に鈴木聖人(政経4=水城)と手嶋杏丞(情コミ4=宮崎日大)が出場。鈴木は終始安定した走りを見せるも、勝負強さに欠けた。手嶋は序盤から果敢に攻め、一時2位に浮上するも、後半失速。初めての日本選手権は2人にとって悔しい大会となった。

 そこで、今回は鈴木選手のインタビューをお届けする。

(この取材は6月24日に行われたものです)

 

◆6・24 第105回日本選手権(ヤンマースタジアム長居)

▼男子5000メートル決勝

 12位 鈴木 13分45秒72

 

――レースを振り返っていかがですか。

 「学生では最初で最後の日本選手権だったので、すごく大きな舞台に立てる喜びとこの大会で自分の走りを見せつけようと臨んだのですが、結果としては2位集団で3000メートルまでしか付けず、最後も横腹に差し込みが来てしまい、何も爪痕を残せない走りをしてしまって後悔しかないというか、悔いが残るレースになってしまいました」

 

――手嶋選手の走りはどう見えていましたか。

 「手嶋が前にいる姿は2位集団から見えていて、自分も同じ位置で走りたかったのですが、関東学生対校選手権が終わってからなかなか状態が上がらず、前で走ることもできず、中途半端な走りをしてしまいました。手嶋は何か爪痕を残せた中、自分は何も残せなかったので、本当に情けなかったなと思います」

 

――浮き彫りになった課題は何ですか。

 「試合を今シーズンは多く出させてもらって自己ベストを淡々と出せている中で、全部が全部調子よく走れればいいのですが、やはり波というのはあるので、その波をどう上がった状態でキープするかの難しさを改めて感じて、自分の体をまだまだ分かっていないというか、やはり強い選手はケガ明けでも走れるので、このような大きい舞台で結果を残せるには、ピーキングに欠けているなというのは改めて実感しました」

 

――収穫は何かありましたか。

 「いい意味で強い選手にもまれて、自分の弱さを改めて実感して、まだまだ努力しないといけないなと思いました。その中でも最後おなかに差し込みが来てきつい中で気持ちを切らさず、大失速しないで、13分45秒という中途半端な記録なのですが、その中でも最低限のタイムで帰ってくることができたというのは、自分の中での5000メートルの平均タイムが上がっているなと感じました。やはり練習がいくらできていて、記録会でいくら走れていても、このような大事な選考会で走れないと意味がないと思うので、そこが自分には足りていないというか、まだまだ陸上選手として弱いというか、意識が低いというか、まだまだ駄目だなと感じました」

 

――今大会は全体を通して明大にとって厳しい結果になってしまいましたね。

 「正直、1年生も練習の過程を見ていて、難しい試合になるかなと思っていました。結果も出し切ってスッキリしている選手はいなくて、みんな悔しいのだろうなというのは顔を見ていて分かりました。1500メートルで決勝残れず佐久間(秀徳・商4=国学院久我山)も馬場ちゃん(勇一郎・政経2=中京大中京)も悔しい思いをしたと思うので、ここで最上級生である自分と手嶋で明治の流れを変えてあげようと思って臨んだのですが、自分たちがしっかり走れなかった、手嶋はタイムと順位は自分より低いのですが、しっかり希望というか、積極的に走っていたあの姿はすごく価値のある走りだと思うので、自分はその中でも何もできませんでした。このチームの悪い雰囲気、こういうのが駅伝にもつながってくるというか、駅伝で悪かったのは流れを変えられる選手がいなかったということで、このようなことが大事だということをまた改めて実感したので、しっかり今後は4年生最後悔いなく出し切っていい結果でチームの雰囲気をよくしていきたいと思っています」

 

――ありがとうございました。

 

[大橋直輝]


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