(2)「私生活の部分でも日本一になれるように」大石康太 新体制インタビュー
明大の誇りを見せるシーズンが幕を開ける。ベスト4に終わった全国大学選手権から早3カ月。飯沼蓮主将(営4=日川)の下、再スタートを切った新生・ラグビー部。新チームの4年生インタビューを全5回にわたって紹介します。
第2回は大石康太(営4=国学院久我山)選手のインタビューをお送りします。(この取材は3月18日に行われたものです)
ーー改めて、昨シーズンを振り返っていかがでしょうか。
「個人で言うと、公式戦に出られているという状況ではないので、出られていない悔しさはあります。今年どう自分なりに成長できるか、試合に出るためにはどうするかということにフォーカスして、やっていきたいなと思っています。ラグビーナリッジ、つまり、どうボールを動かしていくか、どういう風にみんなが動けばいいかというのを頭でイメージできているのは自分の強みだと思っています。逆に自分の課題でもあるコンタクトした後にしっかり前に出るところなどを改めて意識してやっていけたらいいのかなと思っています」
ーー副将抜擢の経緯を教えてください。
「誰が主将、副将ではなく、まずどんなチームにしたいかを4年生で話し合った時に、後輩や応援して下さる方に尊敬ではないですけど、そういう学年になりたいという話がありました。今年は4年生みんながリーダー意識を持とうということでリーダー制度をなくしました。共同主将でもいいのではないかという意見も出たりはしたのですが、最終的には投票によって、主将は(飯沼)蓮で副将は僕という形になりました」
ーー副将抜擢の心境はいかがですか。
「下級生の頃から自分に何が足りないか、チームのために何ができるのかということを試合に出ていない状況でも考えていました。ラグビー以外のことでも掃除一つ取っても、人間として当たり前のことをしっかりするということがない限り、ラグビーはできないと僕は思っているので、しっかりその部分を自分なりに強く意識してやっていこうと思っています。自分なりに引っ張っていくということを常日頃考えています。自分は自分なりの役割をこなしていきたいです」
ーー今年のスローガンは〝MEIJI PRIDE〟です。
「まず伝統のある明治大学ラグビー部において勝ちにこだわらなければいけないという意味でのプライドがあります。また僕自身、個人的に感じている最近のチームの課題として、各部員が自分にベクトルが向き過ぎています。チームのためにではなく、ただ自分が試合に出られればいい、そういう感覚になっている選手が多い気がしています。そういう状況で〝ONE TEAM〟と言っても、本質的なところはどうなのだろうと思います。もっと明治というチームに関心を持ってほしいというか、そういう意味で僕は〝MEIJI PRIDE〟とは何なのだろうというのをしっかりこの1年で探して、つくり出すそんな1年にしていきたいと思っています」
ーー目指す副将像を教えてください。
「練習で一番動いて、チームが落ちているときにどれだけ引っ張れるか、声掛けできるかが大事だと思っています。一つの練習の中でしっかりと動く、行動で見せるということを意識していて、私生活の部分でも、自分がラグビーをする以前に大事だなと思っている部分を自分で示しながら、指摘をしていけたらと思います。僕は怖い方ではないとは思うので、後輩からも意見を聞き入れたいです(笑)。部屋もせっかく1年から4年までいるので、学年内でどういう話が出ているのか、今年のチームの課題として上がった学年の垣根を越えたコミュニュケーションをどうやっていくか、どう改善していくかということが今年はカギになると思っています」
ーー昨年の代はどんな学年でしたか。
「あまり、僕個人としては前のチームと比較してもどうにもならないところがあると少し感じていますが、前の代はラグビーに対して一つ一つ考えていた代だと思います。例えば、ラグビーの試合を見て、誰かとそれについて話すこと、そういう部分は受け継いで行けたらいいなと思います」
ーー今年1年間の抱負をお願いします。
「僕個人としては、しっかりと紫紺を着て試合に出続けること、練習にハードに取り組むことです。もう一度しっかりと体をつくり直して、ディフェンス面でしっかり体が張れる選手になりたいです。チームとしては、日本一という目標を掲げている中で、練習もそうですが、私生活の部分でも日本一になれるようなチームを目指しているので、そういう覚悟を持って、1年間生活できたらと思っています」
ーーありがとうございました。
[内山嶺]
◆大石 康太(おおいし・こうた)営4、国学院久我山高、179センチ・96キロ
最近はサッカーゲームのF I F Aに部屋子と熱中。特に好きなチームは久保建英が所属しているヘタフェだそう。
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