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(1)「優勝して明治のプライドを取り戻す」飯沼蓮主将 新体制インタビュー

ラグビー 2021.04.01

 明大の誇りを見せるシーズンが幕を開ける。ベスト4に終わった全国大学選手権から早3カ月。飯沼蓮主将(営4=日川)の下、再スタートを切った新生・ラグビー部。新チームの4年生インタビューを全5回にわたって紹介します。


 第1回は飯沼選手のインタビューをお送りします。(この取材は3月18日に行われたものです)

 

――主将に選ばれて、今の心境はいかがですか。

 「2、3年生の時からリーダーとしてチームを引っ張っていくという意識はありました。スクラムハーフは司令塔なのでFW、BKどちらにも気を配ってゲームをコントロールすることが大切です。ハーフとしてのパフォーマンスの向上につながると思っていたので、そこはずっと意識していました」

 

――スローガンについて教えてください。

 「オフが終わってからほぼ毎日4年生同士でミーティングを行い、そこでスローガンも決めました。明治は伝統があって歴史があって優勝を期待されている、勝たなければいけないということをもう一度みんなが再認識して、プレーの一つ一つでも生活面の一つ一つでも明治としての誇りを持ちながら行動していくことが大事だと思いました。昨年は決勝に行けず(3年前に全国大学選手権を)優勝してから結果がだんだん下がってきているので、今年の結果が本当に大事だと思います。ここでもう一度強い明治をつくり上げて優勝して明治の誇りを取り戻すという意味を込めてこのスローガンにしました」

 

――今シーズンはどんなチームにしたいですか。

 「今年は昨年や一昨年と比べて(箸本)龍雅(令3商卒・現サントリーサンゴリアス)さんや(山沢)京平(令3政経卒・現パナソニックワイルドナイツ)さんのようなスターがいる派手なチームではないですけど、考えながらプレーできるチームだと思っています。みんながラグビーに対する理解度を上げてラグビーに対して真摯(しんし)に向き合ってひたむきに泥くさくある意味で明治らしくないようなチームにしていきたいと思っています」

 

――今、考えている新しい取り組みはありますか。

 「今年は、学年やペガサスやルビコンは関係なく、各ポジションの選手を1人ずつ入れたグループをつくろうと思っています。そしてどのカテゴリーの試合でもグループごとにテーマを決め、レビューし合おうと考えています。そうすることでFWやBKでの戦術理解の共通認識も深まると思いますし、ペガサスとルビコンの差もなくなり一つのチームになっていくと思います。全員がラグビーに対しての理解度が深まると思うのでそれはやっていきたいと思います」

 

――私生活の面についてはどのようにしていきたいですか。

 「明治は常に大事にしていますが、もっとできることがあると思っています。私生活を大事にすることが試合に勝つことに直結しているかは分からないです。ただ、そこをしっかりしていないのに優勝しても、誰からも応援されないし称賛されないと思っています。勝って応援されるチームになるために私生活などの一人一人の人間性の部分もしっかりしていきたいと今年は話しているので掃除やコロナ対策の決まりを守るよう呼びかけながらしっかりやっています。もっと突き詰めて妥協せずに言い続けていきたいと思います」

 

――新入生に意識してほしいことはありますか。

 「まだ全員と一緒にプレーしていませんが、今フィットネスの練習がきつい中で明治スタンダートとか明治タイムというキーワードがあります。練習中にきつくても膝に手をつくなどの弱い姿勢をとらないことや、きちんと最後までやり切るなど規律や態度をしっかりして明治のスタンダートを下げないように、上級生も含めて取り組んでほしいです。そういう細かいところで勝ちにつながる部分があると思うのでフィットネスの練習であっても自分が呼びかけて意識を持たせているのでそこは意識してほしいと思います」

 

――春シーズンに意識することは何ですか。

 「チームの核となる部分を自分たちでつくり上げていきたいです。明治の強みはボールを動かすこととセットプレーです。ただ春の時点ではセットプレーに頼りすぎずボールを動かしてトライを狙っていくことにフォーカスして、どんどん課題を見つけてクリアしていきたいです。春のうちに経験を積んで、秋に向けて進んでいきたいと思います。(個人としては)ゲームの流れを読んだり流れを変えたりというゲームコントロールにもっとフォーカスしていきたいです。アタックでもディフェンスでももっとアグレッシブに、相手が嫌がるような攻撃的な部分を見せられたらと思います」

 

――今シーズンの目標を教えてください。

 「昨年悔しい結果に終わって、その悔しさを選手全員忘れてはいけないと思いますし、僕が忘れさせないように言い続けていかないとと思っています。まだ試合が始まってないのでどうなるか分からないけれどしっかり明治の強みを自分たちでつくり上げてチャレンジャー精神を忘れずに一戦一戦レベルアップしていきながら、最後に優勝して明治のプライドを取り戻したいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[牛嶋淳太郎]

 

◆飯沼 蓮(いいぬま・れん)営4、日川高、169センチ・72キロ

オフは実家に帰り高校の同級生と再会。母校の練習にも参加し良いリフレッシュとなった。


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