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(12)全日本大学駅伝 レース後コメント⑤(山本佑樹駅伝監督)

競走 2020.11.07

 古豪復活へ、ひた走る。昨年度15位から大幅躍進、総合3位となった全日本大学駅伝(以下、全日本)。8区間全員がミスなく襷をつなぐ、まさに層の厚さが光るレースとなった。この結果に満足せず、貪欲に強さを求めて。2カ月後の大舞台、箱根駅伝(以下、箱根)悲願の優勝に向け、挑戦が始まる。

 

 今回はレース終了直後の山本佑樹駅伝監督のコメントを振り返る。(この取材は11月1日に電話で行われたものです)

 

山本駅伝監督

ーー総合3位という結果について、率直な感想をお願いします。

 「選手も僕もずっと控えめに5番以内ってずっと言ってて、でも心の中ではどこかで3番以内いけるんじゃないかと思っていたんですけど、それが形になって素直によかったなという気持ちです」

 

ーー3強を崩したという実感はありますか。

 「だいぶ報道もあったし、インタビューでもそう言われてたので。(3強崩しが)なかなかうまくいくとは思っていなかったですけど、実際できてよかったと思います」

 

ーー最後まで迷った区間はどこでしょうか。

 「正直6区のところは樋口(大介・法4=伊賀白鳳)も良かったし前田舜平(政経4=倉敷)も良かったし富田(峻平・営2=八千代松陰)も良かったので、誰を使うかというのはすごく迷ったというのがあって。あともう一つは最後調整のところで手嶋(杏丞・情コミ3=宮崎日大)がいまいちだったので、そこがちょっとどうしようかなという悩みがありましたね」

 

ーー3区手嶋選手、6区大保選手の決め手は何でしょうか。

 「やっぱり2、3、4の流れが大事なんだというのがあったので、手嶋がその流れを乗せる走りができるのかなと。ちょっと僕が不安になってしまった部分があったんですけど、前日に覚悟を決めてやっぱり手嶋で行こうというふうに判断をして。大保(海士・法4=東海大福岡)に関しては、結構早い段階で箱根駅伝も見据えて1回ここで自信をつけさせたいというのがあったので、早めに決めたという感じです」

 

ーートータルで見て、何点の駅伝でしたか。

 「点数はもう100点だと思います。みんなが予定通りに走ってくれたので。ただ冷静に見ると、3強が結構波があって崩れている区間もあったので、その中でうちがベストな走りをしてようやく3強を崩すことができたというところで言うと、やっぱり地力をまだまだ付けないと本当の3強崩しはできないなというのは、冷静な見方としてありましたね」

 

ーー今大会のMVPは。

 「普通にいったら鈴木聖人(政経3=水城)だと思いますけど、チームの雰囲気を良くするという面では、大保じゃないかなと思います」

 

ーーチーム全体の雰囲気はいかがでしょうか。

 「今ケガをして走れないという選手がほとんどいないような状況なので、チームの雰囲気がいいです。もちろんレベル差はいろいろあるんですけど、それぞれが自分の自己ベストに向かって練習をしているという形になっているので、そういった意味では非常に雰囲気はいいと思います」

 

ーー箱根駅伝への意気込みをお願いします。

 「箱根駅伝は、僕自身も今日1日で少し気持ちが変わって、優勝を狙いたいという欲が出てきました。その欲を冷静に出しながら頑張りたいなと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[競走部担当一同]

 

第97回箱根駅伝まであと56日。


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