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内藤紳之介 新天地で頂点に突き進む

ボードセーリング 2020.10.07

 ハイスピードで海上を駆け抜ける。内藤紳之介(法1=アサンプション国際)は競技歴わずか1年で優勝を経験し、数々の大会で入賞してきた実力の持ち主。海外にも活躍の場を広げ、パリ五輪も視野に入れている。日々の努力を胸にさらなる飛躍を誓う。

 

立ち向かう力

 「自分も海の上を自由に走りたい」。中学入学を機に新しいスポーツを始めようと探し、YouTubeでボードセーリングの動画にたどり着く。意欲を父に伝え、兵庫県の甲子園浜にあるビーチクラブで練習を始めた。

 

 競技を始めて1年後、アジア選手権派遣認定レース西日本大会に出場。人生初の大会にもかかわらずU15(15歳以下)部門で優勝するという快挙を成し遂げた。勝利の秘訣(ひけつ)は「いかに練習に集中するか」。平日は大阪府の中学校で学業に励み、週末に車で1時間以上かけて兵庫県へ。そのうえ「クラブに通う他の選手たちは海の近くに住んでいたり、家族が経験者だったりしていた」と不利な状況にも立たされていた。それでも「土日に人一倍練習すること」で誰よりも実力を伸ばしてきた。

 

飛躍のために

 中学3年次にはイタリアの世界選手権に出場した。元々コーチや同年代の選手はおらず、独学で練習に向き合ってきた内藤。自身の練習に生かすため、現地の選手にぎこちない英語で話をした。「その時、英語の大切さを痛感した」。進学先は語学に強いアサンプション国際高に決める。授業で会話力を培い、3年次に強豪国のポーランドへ留学。現地のナショナルチームの選手と特訓するなかで、強さのカギは「ライバル同士が高め合うコミュニケーション」だと気が付いた。さらにコーチの指導のもとレースを見立てた練習を行い、練習効率が向上。確かな成長を実感した。

 

さらなる挑戦

 中高と「平日は学業、土日は練習」を維持し続けた内藤。同じスタイルの明大ボードセーリング部に迷わず入部を決めた。部内には留学先に似た「互いに高め合う雰囲気がある」と環境にも恵まれた。

 

 大学からは新たに団体戦が登場。「もう自分1人の責任ではなくなった」と今まで感じたことのない重圧に立ち向かう。目標は「インカレ優勝」。積み上げてきた努力を乗せ、4年間を走り抜ける。

 

[金井遥香]

 

◆内藤 紳之介(ないとう・しんのすけ) 法1、アサンプション国際高。法学部の授業は「新しいことだらけで楽しい」。174センチ・64キロ。


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