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担当記者イチオシ!2020(1)鈴木聖人

競走 2020.07.15

 4月の緊急事態宣言から早3カ月、警戒の姿勢は続くものの、徐々にスポーツ界も活動を再開している。試合や大会の開催が手探りの中、選手たちも前に進み始めた。

 今回は〝明スポが今季注目する選手〟として7人をピックアップ。自粛中の思いや現在の調子についてのインタビューをお届けする。(この取材は5月2931日、7月10、11日の2回分を合わせています。コロナウイルス流行に伴い、掲載が遅れてしまったことについてはご了承ください)

 

第1回は鈴木聖人(政経3=水城)のインタビューです。

 

――現在の調子はいかがですか。

 「2カ月練習を自宅でやっていたので不安な部分があったんですけど、今はある程度練習も慣れてきて、調子も上がってきているなという感覚です」

 

――1人で走るのとチームでの練習は、感覚が大きく異なりますか。

 「そうですね。やっぱり1人だとなかなか時間にルーズになってしまって、朝しっかり起きれなかったり。今も朝練以外は各自になるんですけど、練習自体は帰ってきてからの方が充実しているなと感じています」

 

――現在のモチベーションはどうですか。

 「周りの選手は試合とか結構出ていて、タイムも出ていて、焦りもあるんですけど、あまり他の選手と比べてもしょうがないと考えるようにしています。今は夏を越えて試合があると信じて、しっかり冬にいい結果が残せるようなイメージトレーニングをしながら練習しています」

 

――自粛中だからできたことがあれば教えてください。

 「やっぱり地元で走るので、景色が変わったのでそこは新鮮でしたね。海岸線のところを走ったり、同じところをずっと走っていると飽きてしまうので二つ先の駅までいったり。家族にあそこまで行ったんだよと自慢したりして、飽きをうまく変えたりしていました。あとは土のトラックを走ったりしていました」

 

――自粛期間中はまったことはありますか

 「ゲーム、『どうぶつの森』ですね。あと羊毛フェルトってあるじゃないですか。あれを作って時間を過ごしていますね。陸上を始めてから2カ月間のオフとかはなかったので、普段送ることのできない生活を送っていました。あとは料理です。野菜切ったり、炒めたりするのが楽しいんですよ。寮なので普段包丁を使ったりすることがないので。家にいて親も仕事をしているので、自分で昼飯を作ったりしていました」

 

――どんな料理をするんですか

 「一番はキムチの味噌汁ですね。簡単なんですよ。あとはチャーハンを作ったりですね。この期間で生きていく上で最低限ぐらいの料理はできるようになったかなと思います」

 

――自粛前、丸亀ハーフはいかがでしたか

 「箱根駅伝が終わった後帰省していて、あまり練習を積めてなかったので不安だったんですけど、招待選手ということでいい意味で割り切れたというか、失敗してもいいと挑めたのがよかったなと思います」

 

――61分56秒の自己ベストでした。

 「やっぱり62分台前半と61分台って全然違うじゃないですか。最後5キロくらいでキロ3分ペースでいけば61分台を出せるということで、そこからは死ぬ気で走りました。レースが始まる前は不安だったんですけどしっかり自己ベストで走れたので、自分が昨年頑張って、特に5月から8月頑張って走ってきた力、貯金がしっかり出た試合だったのかなというふうに思います」

 

――自身は3年生、チームからは阿部(弘輝・令2政経卒・現住友電工)選手という大エースが抜けました。

 「痛くないといったら嘘になるんですけど、小袖(英人・政経4=八戸学院光星)さんがいます。やっぱり明大は他のチームに比べて爆発力というか、前半から突っ込んで粘る選手が少ないとは思います。そういう選手は何人いてもいいので、ルーキーの児玉真輝(文1=鎌倉学園)に期待してるのもありますし、チームとしてもっともっとレベルアップしていかないといけないなと思います。個人的には昨年は結構頑張って結果もある程度は残せたので、今年も後輩ができましたけど、後輩もしっかり強いので引っ張っていき過ぎないというか。調子が悪い時は引っ張ってもらって、調子がいい時は引っ張っていくという感じで固くなり過ぎないようにしたいです」

 

ーー今後を見据えて、秋にやっていきたいことはなんですか。

 「自分は調子が良くなるとやり過ぎてしまうので、昨年の反省を生かして、今年は冬にしっかり調子が上がってくるように考えてやれるような力をつけて、冬駅伝があれば区間賞が取れるように、そんな大きな目標を立てて頑張りたいと思います。

 

ーー今シーズンの意気込みをお願いします

 「自分は調子が良くなるとやり過ぎてしまうので、昨年の反省を生かして、今年は冬にしっかり調子が上がってくるように考えてやれるような力をつけたいです。今年は5000、1万としっかり自己ベストを出して、駅伝ではしっかり区間賞を取れるように、チームとしては箱根駅伝で表彰台に乗れるように頑張っていきたいです」

 

――ありがとうございました。


担当記者メモ 

 1年次からチームを支える主軸の1人。昨年度は調子が上がらず苦しんだ時期もあったが、箱根駅伝5区区間5位。2月の丸亀ハーフでも61分56秒をマークした。「次は区間賞」「もっと強くなりたい」。学生トップランナーへ、夏以降の活躍に期待している。


[仁科せい]


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