
(47)箱根直前特集⑥ 加藤大誠インタビュー
箱根まで残りわずか。夏以降、箱根予選会、全日本大学駅伝、11月の記録会と奮闘が光った下級生。エース・阿部弘輝主将(政経4=学校法人石川)ら4年生も、最後の舞台に向けてこのままではいられない。チーム一丸となり、5年ぶりシード権をつかみ取る。
今特集では、箱根に向けた座談会の模様や14日に行われた合同取材での選手コメントなどなど全24回にわたりお届けします!
第6回は加藤大誠(営1=鹿児島実業)のインタビューです。(この取材は12月14日に行われたものです)
――今シーズンを振り返っていかがでしたか。
「前半は特に良かったですね。対校戦とかも全部優勝できましたし。8月丸々走れていないので、夏故障したのが痛かったですね。だけどそこから10月とか11月には走り込みがかなりできて、それで上尾ハーフも走れたのでこの状態になれたのかなと思います」
――夏の遅れは取り戻せましたか。
「頑張ってほぼ取り返したとは思っています。10月とかはかなり走り込みをして700キロくらい走ったので、それが良かったのかなと思います」
――大学1年目として振り返るといかがでしたか。
「環境の変化にはもともと慣れているので、問題なく上下関係も良いですし、仕事も1年生ながらやっているので、充実した生活が送れているのではないかと思います」
――エントリー決まったときのお気持ちをお願いします。
「率直に嬉しかったです。夢だったので、それが目標に変わって、目標がもう目の前にあるみたいな感じだったのでそれがうれしかったです」
――エントリーが決まった1年生で話したりされましたか。
「エントリー発表の時はその場にほとんどいなかったのであまり喋れていませんが、1年生が4人も入れたのはうれしいなと思います」
――上尾ハーフからの1カ月で意識したことは何ですか。
「距離を踏むことと、ポイント練習しっかり消化していくことですね。合宿もあったので、そこでも余裕を持ってこなすことができるように工夫したりしていました」
――富津の合宿で身に付いたことはありますか。
「お腹痛くならないようにすることですね(笑)。距離走中にみかんの食べ過ぎでお腹痛くなっちゃって……。2回くらいトイレに行くアクシデントがありましたけど、それはなんとか合宿内で対処して、みかん食べないようにして朝御飯の量も考えて、そうしたら後半の30キロ走もちゃんとこなせました(笑)」
――大学初の駅伝になりますが、緊張していますか。
「緊張とかは特にないですけど楽しみというか、ワクワクのほうが大きいですね。もともと夢で届きそうになかったものなので、それが目の前に来ているということがうれしいです」
――監督と何かお話されましたか。
「ほとんど無かったですけど、体調管理とか気を引き締めていかないと、とは思っています」
――他校の選手でライバル視している選手はいらっしゃいますか。
「あまりそういうのはないですね。チーム内で勝てるか、とかしか思っていないので、ライバルって言える人はあんまりいないですけど『向かってきた敵は倒さないと』という思いは持っています」
――チーム内でライバル視している選手はいらっしゃいますか。
「やっぱり櫛田佳希(政経1=学校法人石川)とか小澤大輝(政経1=韮山)とか、そのあたりですね」
――任された区間ではどんな走りをしていきたいですか。
「区間にもよりますけど、何区だろうがそれに合った走りをしていきたいです。山本佑樹駅伝監督からどういう走りをしていくべきかをいろいろ教えられるので、そういうのをミスなく実行できればおのずと結果も出てくると思うので、どの区間が来ても心配ないというか、そういう練習もしてきているので、どうにかなるとは思っています」
――息抜きにしていることとかありますか。
「TWICEの動画見るとか、後はサイクリングですね」
――最近だとサイクリングでどこに行かれましたか。
「近場だと駒沢公園とか行ってみました。自転車大好きなのでリフレッシュになりました」
――箱根が終わったらしたいこととかありますか。
「3月とかになりますが、TWICEのライブに行きたいなとは思っています」
――箱根への意気込みをお願いします。
「箱根駅伝はもともと夢でしたが、今では目標にするものとなりました。そこで自分の力を発揮できるかどうかが今後にも影響してくると思いますし、過去の自分にも誇れるようになると思うので、自分の力を発揮して戦い、シード権獲得に向けてチームに貢献したいなと思います」
――ありがとうございました。
[金内英大]
箱根駅伝まで、あと10日。
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