
(46)箱根直前特集⑤ 小澤大輝インタビュー
箱根まで残りわずか。夏以降、箱根予選会、全日本大学駅伝、11月の記録会と奮闘が光った下級生。エース・阿部弘輝主将(政経4=学校法人石川)ら4年生も、最後の舞台に向けてこのままではいられない。チーム一丸となり、5年ぶりシード権をつかみ取る。
今特集では、箱根に向けた座談会の模様や14日に行われた合同取材での選手コメントなどなどを全24回にわたりお届けします!
第5回は小澤大輝(政経1=韮山)のインタビューです。(この取材は12月14日に行われたものです)
――この1週間の練習状況はいかがですか。
「練習量もしっかり踏めていて少し足に疲労感が出ているのですが、今はそんなに上がって来なくていいと思っているので、クリスマスくらいの時期になったら足が軽くなってくるような状態にもっていきたいと思っています」
――箱根のメンバーに選ばれて気持ちの面ではいかがですか。
「自分は中学校の時から明治大学で箱根駅伝に出たいと思っていて、メンバーに入ったことでその目標、夢に一歩でも近づけたのでうれしかったなというのが率直な感想です。(明治で出たいという理由は)中学校のユニフォームの色が紫で被ったりしたのと、中学生の時に明治が上位争いをしていて、紫紺の M がかっこいいなと思って明治にずっと行きたいと思っていました」
――富津合宿では距離を踏んで、何か変化はありましたか。
「一度学連記録会に向けて距離を落としていたので、箱根のハーフを乗り越えるための練習ができたのかなと思います」
――夏にケガされて以降、ジョグの質を高めたというお話があったのですが具体的にどういう変化をさせたのですか。
「時間にこだわるというか、今までは大体60分弱というのを50分、55分で止めていたのを、グラウンドで60 分になるまで走ったり、そういう細かいところをこだわってやってきました。(その意図は何でしょうか)普段のジョグからしっかり距離を走っていないとハーフの距離では息切れしてしまうと思うので、後半の失速をなくすためにジョグの量を増やしました」
――最近、監督とどういう話をされていますか。
「箱根駅伝で走ることに対して、1年生なので緊張とかで怖気づいてしまう時とかあると思うのですが、普段通りやって行けばいいよという話がありました」
――チームの状況はいかがですか。
「選ばれた16人は練習も継続できていて、故障も事前段階でストップをかけるようにしているのでかなり良い状態なんじゃないかなと思います」
――その中でも1年生はいい状態ですか。
「1年生も練習もしっかりできているので皆頼もしいと思います」
――阿部選手は最近Aチームに戻ってきました。
「そうですね、阿部さんがいるかいないかで引き締まり方も違うので、阿部さんがしっかりチームで練習できているというのはチームにとってプラスだと思います」
――ケガで練習に参加できていなかった姿を見て何か感じるものはありましたか。
「阿部さんが苦しんでいる分、今まで阿部さんはチームを救ってきたのでそれに代わることはできないのですが、自分ができることをしっかりやろうと思っていました」
――走りたい区間として4区を挙げられていましたが、理由は何でしょうか。
「最初、僕はリズムを作ってから後半で粘るという走りをずっとしていて、4区は最初下りで後半に2 キロ、3 キロぐらいの上りがある区間で、前半で攻めて後半で粘るというのは自分にぴったりな区間かなと思いました」
――箱根に向けて意気込みをお願いします。
「自分の任された区間をしっかり走って、チームの目標をしっかり達成していきたいなと思います」
――チームの目標があればお願いします。
「シード権を獲得するというのと、前の方で駅伝を進めないと後ろの方で進めるとどうしても苦しい展開になってしまうので、しっかり攻めて粘る走りができればいいなと思います」
――ありがとうございました。
[西山はる菜]
箱根駅伝まで、あと10日。
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