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(54)森×山沢 3年生バックス対談

ラグビー 2019.11.23

 本連載では主力選手の対談を全4回に渡ってお届けする。第3回は森勇登(政経3=東福岡)、山沢京平(政経3=深谷)。今季からスタンドオフに転向した山沢、不動のセンターとして活躍する森。3年生ながらチームの要を担っているお2人にお互いの印象、今シーズンの意気込み、そして来シーズンのことについて伺った。(この取材は10月25日に行ったものです)

 

――お互いの紹介をお願いします。

「京平は普段努力してないように見えて、陰でキック練習とかめちゃくちゃ努力している人です。それが試合で結果に結びついていると思います。プライベートではいつも山本龍亮(情コミ3=桐蔭学園)とウイニングイレブンをやっているので、多分趣味はウイニングイレブンだと思います(笑)。自分はウイイレは引退しました」

 

山沢「なんといっても体がすごくてムキムキです。試合ではディフェンスもアタックも本当に頼りになって、いつも救われます。普段は何考えているのかわかりません。勇登の世界観があって、面白いです。今はよくスマブラやっています」

 

――お互いの第一印象を教えてください。

「初めて会ったのは、高2の時に菅平でやったコベルコカップです。九州選抜と関東選抜が対戦しました」

 

「噂はすごく聞いていたので、プレーはずば抜けているなと思いました。あとシンプルに黒いなと思いました(笑)。今よりも黒かったですね。自分も日焼けで黒かったんですけど、自分より黒い人初めて見ました」

 

山沢「高校からラグビーを始めたので、埼玉県外の人とか全く知らなくて、関東の人も知らないくらいでした。セレクションで一緒になって、本当に上手いと思いました。パスも、ランの緩急も全部すごかったです。誰が明治に行くとかは全然知らなくて、高校ジャパンの時に知りました。『えぐっ。やばい人ばっかりじゃん』という感じでした」

 

――お互いのプレーの印象を教えてください。

「1年の最初の時期、早い段階から京平は上で出ていて、1年だけど堂々と自信を持ったプレーをしているのを見てすごく刺激を受けました。最近僕もスタンドオフに入ることがあったんですけど、京平がやる相手のタイミングをずらすパスや、スペースへのキックは改めてすごいと思いました。僕にはできません」

 

山沢「練習を見て、当時のAチームのセンター陣に負けないくらい強かった印象を受けました。ディフェンスが特に良いと思います。どんな大きい相手が来ても、一発で仕留めます。アタックでもボールを持ってからの動きが軽いというか、全然相手に触られないで抜けていきます」

 

――山沢選手がスタンドオフに転向しました。

「去年まで彼はフルバックだったんですけど、フルバックは外なので、ボールとのタッチ回数がスタンドオフと比べれば少なくなります。京平はやはり明治のキープレーヤーだと思うので、スタンドオフになってボールタッチの回数も多くなると、相手も嫌だろうし、京平から外にいる走れるウイングにパスが供給されるのは相手も的が絞りにくくなると思います」

 

山沢「勇登は頼りになります。自分がまだまだスタンドオフのことが分かっていなかったときも相手のディフェンスを見て、こうした方がいいとアドバイスをくれるので、それを聞いて、自分も考えたりしました。いつも支えてくれます」

 

――今の3年生の代はどういう代ですか。

山沢「1人1人のキャラが濃いです。お調子者ばっかりです。みんな個が強いので、大変ですね(笑)。引っ張っていく存在という面では少し怖いです。僕たちの代は。引っ張っていく人が少ないと思います。特に(箸本)龍雅(商3=東福岡)、片倉(康瑛・法3=明大中野)はFWの誰よりも動いて、ディフェンスでもボールキャリーでも前に出てくれます。いつも体を張ってくれるので、頼りになります」

 

「リーダー的存在は龍雅ですかね。龍雅に関しては中学校の時から一緒にラグビーをやっているんですけど、近くで見ていてもどんどん成長しているなと感じます。しかもここ最近より一層凄みが出てきたなと思います」



 

――森選手(東福岡高出身)、山沢選手(深谷高出身)の花園での思い出を教えてください。

「東福岡出身なんですけど、2年生はベスト4で東海大仰星に負けて悔しい思いをしました。3年生で最後、その東海大仰星に勝って優勝できたので、悔しい気持ちを晴らして未練なく花園を終われたので良かったと思います」

 

山沢「負けた思い出しかありません。ですが、少しでも通用した部分があったので、それはチームとして嬉しかった記憶があります」

 

――お2人ともご兄弟がラグビー選手です。

「この前の同志社大戦の時、後半少しスタンドオフをやったんですけど、弟もスタンドオフをやっていて、弟の方がちゃんとやっているので『もっとFWのライン入った方がいいよ』というようなアドバイスを受けました。『それはもちろん分かっているよ』という感じだったんですけど、ありがたかったです。ラグビーのことで話したりします」

 

山沢「いつも刺激になっています。ちょくちょく気になったことがあった時に、兄に連絡します。相談することがほとんどです」

 

――休日は何をしますか。

「最近は水泳にはまっていて、結構ガチで泳ぎます。ラグビー部の中で『水泳部』というのを作っていて、龍亮とか小幡(将己・文3=石見智翠館)、辻(龍哉・政経3=流経大柏)とかと泳ぎます。週に3回くらい行っています」

 

山沢「ゴロゴロするか、映画見に行きます。平日の休みは外出しないです」

 

――最後に今年の意気込みをお願いします。

山沢「スタンドオフに転向して、上級生にもなったので、責任感というのはものすごく感じています。試合に出たくても出られない人がいるので、その人たちの分まで、頑張りたいです。自分がどんどんチームを引っ張って、チームを勝たせてあげられるようなプレーヤーになりたいと思います」

 

「4年生が(武井)日向さん(商4=国学院栃木)、(山村)知也さん(営4=報徳学園)、(射場)大輔さん(政経4=常翔学園)を中心に1つになって頑張ってくださっているので、4年生たちを優勝させてあげられるように精いっぱいの力を出して頑張っていきたいと思います」

 

――ありがとうございます。

 

[上松凜助、清水康佑、田中祐太]

 

◆森 勇登(もり・ゆうと)政経3、東福岡高、174センチ・83キロ

 

◆山沢 京平(やまさわ・きょうへい)政経3、深谷高、176センチ・86キロ

 

次週は山村選手、山﨑選手の対談をお届けします。


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