
(33)全日本大学駅伝 レース後コメント②(河村一輝・前田舜平・村上純大)
またもシード権獲得には至らなかった。箱根駅伝予選会の勢いを生かせず15位という結果に終わった明大。一度途切れた流れを戻せず、関東勢の上位争いに食い込むことすらできなかった。悔しいだけでは終われない。反省点が多かった今大会を箱根シード権獲得への糧にしていく。今回はレース終了直後の選手のコメントを振り返る。(この取材は11月3日に行われたものです)
3区・河村一輝(政経4=大垣日大)
ーー自らの走りについてはどう思いますか。
「細かなアップダウンに対応することができず、走りのリズムとスピードに乗れなくて最初から最後までしんどいレースでした」
ーー予選会から1週間、体のダメージはありましたか。
「疲労を感じることはあまりなかったですが、やはり1週間ではハーフの疲労が抜けてこなかったみたいで、レースの結果に出てしまったと思います」
ーーレース後のチームの雰囲気はどのような感じでしたか。
「みんなが悔しいと感じていたと思います。また各々今回の失敗点について話すことができていたので、共有してうまく今後の練習で改善していけたらなと思っています」
4区・前田舜平(政経3=倉敷)
ーー中1週間での試合でしたが、体の調子はいかがですか。
「疲労自体はあると思いますが、予選会に出て本戦出ているチームは他にもあって、他のチームはそれでも走れていると思います。それは言い訳にしかならないですし、しっかり自分が調整できなかったのが良くない点だったと思っています」
ーー監督からはゲームチェンジャーの役割を与えられていたそうですが、シード圏までは差がある状態でした。
「前を追わないといけない展開だったんですけれども、集団でいってしまって、どこかで飛び出ないといけないとまずい状態でした。でも飛び出るタイミングを見失って、あまり良くないペースでいってしまいました」
ーー15位という結果についてはどう思いますか。
「予選会の後だったんですけれども、全然思っていた順位よりはるかに悪くて、このままでは駄目だなと思い知らされる試合だったと思います」
ーー箱根まではあと2カ月ですが、チームを建て直すのには何が必要ですか。
「今回の結果を踏まえて、もっとしっかり調整なり普段の練習なり見直す点は多いと思うので、箱根本戦ではこういう結果にならないようにしっかりとここから建て直しが必要かなと思います」
5区・村上純大(政経3=専大松戸)
ーー予選会から1週間はどのような取り組みをしましたか。
「疲労を抜くというよりも走りの状態を確かめながらという感じで調整をしてきました。調整の仕方は悪くはありませんでした。しかしそれが今回の結果につながらなかったので、来年もしこのような過密日程になったときに備えて練習しようと思います」
ーーチームの敗因についてはどう思いますか。
「敗因は選手人それぞれだと思うので、全体の敗因はないんですけど、個人の実力だと思うので、流れをつかめる選手が増えればなと思います」
ーー区間13位、全体15位という結果についてどう思いますか。
「箱根はこのままではシードを取れないと思うので、阿部さん(弘輝主将・政経4=学校法人石川)や中島さん(大就・商4=世羅)が戻ってきたときに、しっかりと頼れる選手になれればなと思います」
[競走部担当一同]
第96回箱根駅伝まであと57日。
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