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(6)全部門の躍動に期待 目標の1部残留へ/関東インカレ展望

競走 2019.05.22

 いよいよこの時期がやってきた。5月23日から26日にかけて、関東インカレが相模原ギオンスタジアムで開催される。昨年度は総合13位とあわや2部降格の危機に陥ったが、阿部弘輝主将(政経4=学校法人石川)の活躍でなんとか1部に生き残った。今年度もチーム一丸となって残留を勝ち取りにいく。

 

 多くの実力者に挑む。昨年度は入賞できなかった初日の1万メートルにはスピード自慢の3年生トリオがエントリー。中でも今季好調で、次期エース候補にも挙げられている小袖英人(政経3=八戸学院光星)には入賞への期待が高まる。また前田舜平(政経3=倉敷)、村上純大(政経3=専大松戸)も昨年度の箱根駅伝で好走した実力者であり、他校の主力相手にどのような戦いを見せるのか注目だ。

 

 狙うは表彰台だ。2日目に決勝が行われる1500メートルの河村一輝(政経4=大垣日大)は2年次に同種目で2位に入っている。今季はシーズン初戦となった4月の日体大記録会で3分46秒30とまずまずのタイムを出すと、5月11日に行われた同大会では3分44秒96の好タイムをマーク。日本選手権の標準記録を破る快走を見せた。1500メートルといえば、館澤享次(東海大)や舟津彰馬(中大)など同学年のライバルが多い種目だが、「スピードだったら負けていない」(河村)。駆け引きに勝ち、明大を勢いづける。

 また、得点には含まれないものの、女子100メートルHの藤森奈那(情コミ4=浜松市立)が最後の関東インカレを迎える。昨年度は7位の藤森だが、今季に入って自己ベストを13秒39まで伸ばした。悲願の優勝も夢ではない。

 

 昨年度を超える。3日目に行われる1万メートル競歩には昨年度4位の古賀友太(商2=大牟田)がエントリー。3月の能美競歩では学生3位となりユニバーシアードの出場権を獲得している古賀だが、優勝を狙うためには東洋大の池田向希、川野将虎といった絶対的実力者に勝たなければならない。どのレースでも1、2位を争っている2人を前に、古賀がどう食らいついていくか。「今年は自分から仕掛けたい」(古賀)。昨年度とは違う、積極的な試合運びで明大に歓喜をもたらす。

 

 最終日となる4日目は、いよいよ絶対的エースの登場だ。昨年度3位に食い込み明大を救った阿部は、今回も5000メートルでの出場。昨年度の1、2位はもう卒業しているだけに、初のタイトル獲得に大きな期待がかかる。日本選手権1万メートルの約1週間後に行われるレースであるため、コンディションをうまく合わせられるかが一番の勝負のカギだ。また各校のエースが集結する5000メートルには、高校時代にしのぎを削り合った相澤晃(東洋大)もエントリーする。相澤は4月の金栗記念で現役日本人学生最速となる13分34秒94をマーク。先日の日本選手権1万メートルでも4位入賞と阿部に先着しており、相当手強い相手となるのは間違いない。また、2人の後輩となる櫛田佳希(政経1=学校法人石川)も5000メートルにエントリーされており、大舞台でどこまで戦うことができるか注目だ。

 

 総合力で戦う。長距離だけでなく短距離の力も大きく左右される関東インカレ。昨年度110メートルH7位で貴重な得点をもたらした平賀健太郎(営2=洛南)や、インターハイ400メートル3位の看板を引っ提げて明大の門をたたいた野口航平(商1=洛南)ら短距離陣がこの大舞台で活躍することができれば、1部残留だけでなく上位進出もきっと見えてくる。‶何としても残留を果たすために〟。獅子奮迅さながらに、強豪校へ挑む。

 

[川和健太郎]


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