(番外)長沢がJ3・アスルクラロ沼津へ来季新入団内定! 

サッカー
2019.01.25

 1月10日、GK長沢祐弥(政経4=藤枝東)のJ3・アスルクラロ沼津への来季新入団内定が発表された。明大の今季プロ入り内定は、7人目だ。


 地元クラブでプロ生活をスタートさせる。長沢は、中学校時代にACNジュビロ沼津(現アスルクラロ沼津U―15)へ入団。藤枝東高時代の2012年には、U―16日本代表に選出された。明大では、1年次のリーグ開幕戦のベンチ入りを果たすなど、下級生の時から活躍。4年間でリーグ戦通算37試合に出場した。武器である身体能力やセービングを伸ばし、愛するクラブをJ3優勝へ導く。

長沢のコメント
――プロ入り内定が決まりました。今の心境を教えてください。

 「自分が中学校時代に育ったクラブへ戻ることができ、うれしく思います」

――アスルクラロ沼津入団内定までの経緯を教えてください。
 「昨年の夏に練習参加させていただきました。そして、年末に正式なオファーをいただきました。スタッフは中学校時代から知っている方が多くて、気に掛けてくれます。また、高校時代の先輩である熱川徳政選手や、地元が同じで中学校時代にお世話になった後藤虹介選手がいます。プレー以外でも声を掛けていただいて助かっています」

――中山雅史選手※とお話はしましたか。
 「チームに帯同してからは話していないのですが、今年の藤枝東高校の初蹴りにいらっしゃっていました。そこであいさつさせていただいて、一緒に頑張ろうと声を掛けていただきました」

――アスルクラロ沼津のイメージを教えてください。
 「ゴールから逆算して縦に速いサッカーというイメージです。昨年のJ3でリーグ最少失点なので、守備が固い印象があります。また、練習に良い緊張感があって、サッカーが好きで上を目指す向上心があります。全員がチームの勝利のために汗をかける選手です」

――GKを始めたのはいつからですか。
 「小学校の時はフィールドプレーヤーとGKの両方をやっていました。所属する少年団ではフィールドプレーヤーで、市の選抜ではGKでした。身長と体が大きかったので、ACNジュビロ沼津に入るセレクションをGKで受けました。中学校からGK一本です」

――評価されたと思うところを教えてください。
 「ここぞという時の集中力や、勝負強さ、練習に集中して取り組む姿勢を評価していただいたと思います」

――今の課題を教えてください。
 「カテゴリーが一つ上がって、プロの選手はシュートスピードが速いと感じました。俊敏性や判断などのスピードを上げないと通用しないと感じています」

――プロで対戦したい選手はいらっしゃいますか。
 「中学校、高校、大学の同期とは対戦したいですね。特にカマタマーレ讃岐に入団した渡辺悠雅(営4=横河武蔵野FC)と、ギラヴァンツ北九州に入団した後藤大輝(政経4=武南)です。2人とは、一緒にピッチで戦いたいねと話しました」

――目標の選手はいらっしゃいますか。
 「国内だと、昨シーズンに引退された楢崎正剛選手(名古屋グランパス)、海外だとブッフォン選手(パリ・サンジェルマン)です。ゴールマウスを守っていて信用でき、気持ちがこもったプレーや、仲間を落ち着かせるプレーができる選手になりたいです」

――プロでの目標とサポーターへのメッセージをお願いします。
 「アスルクラロ沼津をJ3優勝に導いて、J2昇格をするためにもいち早く主力として試合に出場します。試合に出た際には全力で気持ちのこもったプレーをします。応援よろしくお願いします!」

――ありがとうございました。

[渡部伊織]

 ◆長沢 祐弥(ながさわ・ゆうや) 政経4、藤枝東、185センチ・82キロ、J通算85試合出場の和泉竜司選手(平28政経卒・現名古屋グランパス)に「すごい選手」と言われた過去を持つ

 ※51歳の現役Jリーガー。Jリーグのシーズン最多得点(36得点)記録を持つ選手で、愛称は「ゴン中山」。サッカー解説者として活動しながら、2015年9月からアスルクラロ沼津に所属している