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5年ぶり男子団体優勝

フィギュアスケート 2019.01.17

 明大全員で導いた奇跡の大逆転だ! SP(ショートプログラム)で出遅れるもFS(フリースケーティング)で巻き返し、5年ぶりの男子団体優勝を果たした。その栄光の裏には主将の奮闘があった。

◆1・4~7第91回日本学生氷上選手権(日光霧降スケートアリーナ)
▼男子7・8級クラス団体?


有終の美

 絶望の淵に立たされた。SPではジャンプを失敗し、19位に沈んだ佐上凌主将(商4=武蔵野)。引退前最後の大会。大一番での不調に「どうしたらいいか分からない」。目の前が真っ暗になった。
 だがここで終わるわけにはいかなかった。「団体インカレ優勝は譲れない」。主将として個人よりも、チームの勝利を考えてきた1年間。そんな姿を仲間たちはずっと見ていた。SP終了後、他大のスケーターやコーチ、明大関係者以外からも「自分のスケートをやればいい」と激励された。この言葉に支えられ挑んだFS。ジャンプを全て着氷させる完璧な演技を見せた。すると主将の滑りに感化され、鎌田英嗣(営4=獨協)と中野耀司(営3=横浜創英)も健闘。「SPの結果からまさか優勝するとは」。2位の同大を1点上回り、主将も驚きの全員でつかみ取った優勝だった。
 「最後の最後で、明大のみんなで団体優勝できたことがスケート人生の中で何よりもうれしい」。今大会では梶田健登(政経4=明大中野)が出場できず、切磋琢磨(せっさたくま)してきた同期と3人そろってインカレに出場することはかなわなかった。だが明大男子全員の思いを背負って戦った大舞台で、この上ない結果を残せた。「どんな状況でも応援してもらえるようになってほしい」。黄金世代は、次の世代へと襷をつなぐ。
【上代梨加】

◆佐上凌(さがみ・りょう)東京都出身。170㌢・57㌔


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