特集記事
SPECIAL

粘りなく17位に沈む シード遠のく

競走 2019.01.17

 予選会を5位で通過し、2年ぶりの箱根路復活を果たした明大。シード権獲得を目標に掲げて挑んだが、結果は総合17位。各区間後半の失速、競り勝つためのペース配分など、箱根駅伝(以下、箱根)で勝つための実力不足を痛感した。

◆1・2~3 第95回東京箱根間往復大学駅伝(東京・大手町~神奈川・箱根町)
▼17位 明大

外れたもくろみ

 失速が重なった。明大は2区終了時点で17位と序盤から出遅れる。3、4区の好走で8位に浮上。芦ノ湖を11位で折り返したが、7、8、10区で失速。往路で先行し、復路で逃げ切るという想定通りにはいかなかった。
 再起へ向け万全のはずだった。夏季には例年以上の本数の距離走をこなし、弱点であった長い距離への耐性を強化。約1カ月前の記録会では、多くの選手が1万㍍、ハーフマラソンの自己記録を更新。今大会前も、登録選手は「皆調子がいい」と口をそろえた。

シード逸の要因
 なぜシード権を獲得できなかったのか。その主な原因として、まず後半のペースダウンが挙げられる。2、5、8区では、レース終盤にかけて区間順位が大幅に低下。「(箱根に合わせた)距離への対応がもっと必要」(2区・中島大就・商3=世羅)。単独走に慣れていないことも、特に復路での後半の失速につながった。
 競り合いの弱さも一因だ。5区・酒井耀史(商2=須磨学園)は前半「追い付くことに意識を傾け過ぎた」とオーバーペース。8区・角出龍哉(文4=伊賀白鳳)も「入りから(前の)中央学大と一緒に行けたら良かった」と、シード権内を追うことに適したペース配分ができず。トラックのタイムだけでは測れない、他の選手との駆け引きの強さが足りなかった。

待たれるM復活
 強い明大を取り戻せるか。来季は、主力である現3年生の最後のシーズン。「ポイント練習で最後まで勝負する」(4区・三輪軌道・理工3=愛知県私立愛知)。「距離の追い込みや起伏を使った足づくりが必要」(酒井)。今大会で見えた弱点を練習の工夫で克服できるかが、次の箱根の明暗を分ける。
【西山はる菜】


関連記事 RELATED ENTRIES

定期購読のご案内